shionの日記
shion


 事の顛末

普段ぐうたらな管理人の「多忙」とは? 
事の顛末を、ちょっとご説明。

先週、母から今にも死にそうな声で電話が入りました。
母は辛抱強い人間で、滅多なことでは痛いとか辛いとかいうことばを言わない人ですが、それが良いことなのかと言えば、私は決して誉められたことではないと思う。病気のときは特に。痛かったら痛いって言わないと、後々大変なことになるのはわかっているのだから。

母のその性分のお蔭で、私は学生時代から何度ひぇ〜な思いをさせられたことか。
「網膜剥離」「十二指腸潰瘍」及び「胆嚢癒着」及び「胃の切除(2/3)」「大腿骨骨折」と大雑把に数えて、これだけの病気をこなしている母。
この間、チマチマと大病には至らないまでも両手の指では足りないぐらいの病気はやっている。ああ、そうだ心臓も悪かった。一時期、ニトロを手放せなかったこともあったっけ。

そんな母からの電話だったのですっ飛んで行ったら、案の定、寝込んでいた。身体がフラフラして、食事も何も喉を通らないという。痰が大量に出て辛いとも。食道ガンがちらりと頭を掠める。
義兄(医師)に相談すると、知り合いの病院で緊急検査を取りつけてもらうと言ってくれた。
その日の夕方、義兄から「明日、胃カメラの検査をするから」と連絡が入る。翌朝8時半までに指定の総合病院に、と言われたのだけど、私が実家に行っていては間に合わないので、叔母に付き添いを頼んで一時間遅れで病院に到着。
母はすでに検査に入っていて、検査が終わったのが12時過ぎ。その間、叔母と待合ロビーで不安な気持ちで母を待つ。

結果、食道部分に異常は見られなかった。前に手術をした胃の切除部分やらも見てもらえて、そこも異常はなかった。
ほっとしながら、母が自覚症状を医師に話すのをよく聞いてみると「熱があり、食欲がない。咳と痰が出る」…
ちょっと待て。それって、風邪の症状じゃないのか?
インフルエンザではなかったけど、どうも風邪をひいていたらしい。
一瞬、脱力しかけた私である。
ま、それでも、大事に至らなかったのがわかってひと安心。それに、歳を取って母も弱腰になっているのもわかるので、怒るに怒れなかった。


来週のはじめには、国立病院まで母のお供である。
連チャンで実家通いの私は、いささかくたびれているけれど、来週末には何とか復帰できそう。
さて、これから、加湿器を持って実家にGO!(笑)


2003年01月17日(金)
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