shionの日記
shion


 節分に思うこと

ちょっと前の話になりますが、節分。
皆さんは豆を撒きましたか?
我が家では、節分の少し前にダーリンが会社から節分の豆を頂いて帰りました。紙でできた升の中に、豆が二袋。鬼の面もセットしてある優れもの。

ところで、節分とは「立春・立夏・立秋・立冬の前日のこと」を言うのですが、どうして立春の前日だけを特別に取りたてるのかと言えば、立春を新年と考えれば前日が大晦日にあたるわけで、より良き新年を迎えるためには前年の邪気をすべて祓ってしまわねばならない、という考えから「豆まき」という行事が考えられたのだそうです。

さて、我が家ではちょうどその日はダーリンの帰りが遅く、ダーリンを迎えに行った後、ふたりで家に戻ったのが午後10時前。
豆をまこうと思ってベランダの出てみたのですが、何処からも「鬼は外」「福は内」という声が聞こえてこないのです。もう、どこの家庭でも豆まきは終わってしまったのでしょうか。夜中にあんまり大声を出すのも騒音公害とやらで訴えられてもかなわん、と思い、とりあえず東から「鬼は外、福は内」とご近所様を気遣ってかなりの小声で豆をまいたのです。何だか、これでは鬼も出て行く気にならないんじゃないかと思ったり……しましたけどね。

ところで、ここ20年ぐらい「節分用太巻き」というものがデパ地下やスーパー、最近ではコンビニなどでも売られていますよね。節分の夜にその年の恵方を向いて、太い巻き寿司を丸かぶりで食べると1年間良いことがあるのだそうです。
元々は愛知県あたりの風習だそうですが、私の覚えている限り広島にはそんな風習はなかったです。あ、イワシを軒にぶら下げるとかいう風習も聞いたことがなかったです。
とにかく、この風習を大阪の海苔問屋が実演したところ、マスコミで大きく取り上げられ、それにデパートもろもろが便乗したのだとか。また、丸かぶりにも意味があって、包丁で切ると「円(縁)が切れる」という縁起担ぎから来ているのだそうな。日本人縁起担ぎが好きだからね。

しかし、デパ地下でその節分用太巻きを求めて行列をする人々を見ていたら、年末に「予約おせち」で腹立たしい思いをしたことが思い出されます。
一昨年は、あるホテルの「和洋中おせち」を頼んだところイマイチだったので、昨年は別のホテルのをと思ってでかけた私なのですが、行ってみたらば目当てのものはとっくに品切れ。
年に一度のおせちに出せる金額ってどれくらいでしょう? 
2万から3万が妥当なところじゃないかなぁ。
それが証拠に売り切れなのはすべてその金額なのです。
1万円のおせちは軒並み売れ残っている。
これって需要と供給のバランスがなってないってことですよね。
毎年売っているんだから、それぐらいわかりそうなものじゃないか!、と私は腹立たしさを覚えつつも、それでも運良く、京都のある料亭のおせち(3万)をGETしたのである。
ちょっと予算オーバーだったけどさ(ぶつぶつ)
ちょっと人が殺到したぐらいで売り切れにならないぐらいの商品を揃えておきなさいよデパート(笑)
つーことで、今年の節分はひとりで夕食を食べた私は、巻き寿しは買わなかったのです。豆は食べましたよ、歳の数だけ食べるとおなかを壊すので1ケタの数だけね(笑)


2003年02月06日(木)
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