裸同然で原チャに乗って走っていた。 風は冷たく、肌は鳥肌のようになり歯はガタガタ震え出した。 家から出るともう夜だった。
今日、起きたら空が真っ赤だった。 雲は青く、雨が黄色く降っていた。
私は頭が真っ白だった。 あまりの衝撃により真っ白になったのだった。 なにも見えない為、今まで自分の部屋なるものに閉じこもりきりだったのだ。
逆に外の世界はゴチャゴチャしていて色がごった返していた。
あぁ 私の色を取り戻さねば。 そして この外の世界と協調せねば。
私は大きな川に差し掛かったところで休憩することにした。 体感温度が低すぎた為に体が動かなくなっていたのだ。
徐々に溶けていく体に安堵感を覚えた。
私のいる世界をイメージすることができていた。
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