0(リセット)

2002年05月20日(月) NYC

この前NYCに行ったときに親と日本について話してみた。 今の状況を言ってみただけなのに、

「マイナス思考は止めろ。 そんなんでは駄目だ。 その時代の人が頑張らなければ駄目だ。」 
 
 というバカな政治家みたいな無責任な事をいう。 お前が駄目だ。 と言い返した。 大体、アメリカに留学しただけでスーパーマンになった訳ではないので、日本の為に〜とは毛頭思わないけれど、チョット日本人お得意の「誰かがやらなければ、誰かが〜。」とはどんな人なんだろうか? 俺の見解を書いてみよう。
 
 題して、救世主とはどんな人? 

 良く耳にする言葉に
「小泉内閣は何も具体的な政策が無い。」 ないだろうね。 手自体が無いから  流石自民党の主題歌にXJAPANの「FOREVER LOVE」を使うだけはあるね。
 
「もう〜一人で〜歩けない〜。 ふぉーえばらーぶ〜。」という歌。 

「あ、ああああ、駄目駄目だ。」 でも、面白いけどね。 絶対狙ってる。

 基本的に3代前の首相の政策は、橋本さんが財政再建政策で思いっきり消費者マインドが冷えこんだと同時に、外部要因であるロシアに端を発した通貨危機で日本経済が死にかけた。 そこで小渕さんの時は景気回復路線でお得意のゼネコンに金をバラマク進歩の無い政策を行ない、少しばかり景気は回復したけれども財政は破綻状態。 で今、小泉首相は構造改革。 これがここ最近の政策の概要。
 それに、バブル期の負債を救済するために超低金利政策が続いている。 会計部門と企業部門の金融資産・負債状況は

会計部門 1,388兆円(資産)−385兆円(負債)= 1,003兆円
企業部門  692兆円(資産)−1,414兆円(負債)=‐722兆円

金利が1%低下した場合の利子取得変化

会計部門‐10,03兆円
企業部門+7.22兆円

 要するに金利が低下する事によって被害が出るのは一般の会計部門ってことさ。
もらえるはずの利子がもらえないと同時に、企業部門は払わなければいけない利子を払わなくていい。 しかしそれでもなかなか景気は回復しない。 公需から民需へのバトンタッチができそうも無い。 公需自体もネットワーク社会向けたインフラ整備をするのではなく、地方に無駄な図書館や体育館を作るという相乗効果のない無駄金政策を行ないつづけている。 それに金融の基礎である、債券、株、金利の三角関係も成り立たない。 金利が下がると株価が上がる。 これが金融学の金利、株、債券の三角関係の基礎。 で、今金利確か0,25%だったはず。 しかし、金利が下がろうが債券価格が上がろうが関係なしに株価は下がりつづけた。 だから日銀も動けない。 で企業業績も回復しないと同時に、一般消費者は将来に対する不安から消費活動を行なわない。 そして終には、物価減少と実物経済が縮小し続けている。 これが今の日本の情況。

 難しいですね。 なんか書いていて暗〜くなるのが今の日本。

 要するに問題は金の流れを取り戻す。=景気回復、それもこれ以上国債を発行せずに=構造改革。 って事でよろしいでしょうか? で金は誰が持っているか?

 金は会計部門=一般国民が持っている。

 定義はこれで。

明日の続きを書こう。 

 







 


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天風

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