京のいけず日記
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●講習 29日目●
引き続き風邪。受講生さんにも休みが続出する。しっかりしなくっちゃ。 年末まであと10日あまり。やり残してる事がたくさん。(>_<)
昨日まで元気だった人が、今日、救急車で運び込まれる。 家族は病身の父と、弟一人。 今日の、明日の、不安に押しつぶされ、 どうしていいか分からないと涙声になるその人を抱きしめた。
多少のことは経験してきた。少なくとも、その人より多く生きてきた。 いつまでも子どもじゃいけない。いつまでも甘える側じゃいけない。
今だけでも、何の役に立たなくても、 その人の不安な気持ちをそっと受け止めてあげたい。 60にもならない彼女の若いお母さんが、どうぞ回復しますように…。
いつもにまして殴り書き。 → 最近(か?)集中力が続かない。
流山…。
今まで、たくさんの小説、ドラマで、そのシーンを見てきたけれど、まだ自分の中で納得がいかない。
あんたは 何も分かっちゃいない。
香取勇の出頭を止めた 山本歳三。
それが一転して 大久保大和の名で押し通せとなる。
土方歳三はなぜ近藤勇を出頭させたのか。
ここで切腹は犬死だ、だから死ぬ気で嘘を突き通せ。 そして自分は救命に走る。
近藤が助かると本気で思っていたんだろうか。
…本当はどうだったんだろう。 あーでもない。こーでもない、と又色々考える。
小競り合いがあったという。 真相は兵を抑えられ、差し迫った状況に、ろくに話し合いも出来ぬまま、 浮き足立ってしまったのではないか。
「歳。俺が出頭している間に、おまえは兵をまとめて逃げろ」
歳三さんはどんな顔をしただろう…。
あるいは。 救命が叶わぬと分かっていて、戦意喪失の近藤を見捨てたのではないか。
心のどこかに、もう近藤を捨てた気持ちがあったのではないか。 冷静に時間を稼ぐ土方がいたのではないか。
もし、そうであっても薄情だとは思わない。 どれほど痛く悲しかっただろうな…。 負傷した体でどれほど自分を責めただろう。
流山の一日。真相が知りたい。
Sako
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