京のいけず日記

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2004年12月20日(月) 流山 つのる想い

●講習 29日目●

引き続き風邪。受講生さんにも休みが続出する。しっかりしなくっちゃ。
年末まであと10日あまり。やり残してる事がたくさん。(>_<)

昨日まで元気だった人が、今日、救急車で運び込まれる。
家族は病身の父と、弟一人。
今日の、明日の、不安に押しつぶされ、
どうしていいか分からないと涙声になるその人を抱きしめた。

多少のことは経験してきた。少なくとも、その人より多く生きてきた。
いつまでも子どもじゃいけない。いつまでも甘える側じゃいけない。

今だけでも、何の役に立たなくても、
その人の不安な気持ちをそっと受け止めてあげたい。
60にもならない彼女の若いお母さんが、どうぞ回復しますように…。


流山の別れ。まだ下絵いつもにまして殴り書き。 →
最近(か?)集中力が続かない。



流山…。

今まで、たくさんの小説、ドラマで、そのシーンを見てきたけれど、まだ自分の中で納得がいかない。

あんたは
何も分かっちゃいない。

香取勇の出頭を止めた
山本歳三。

それが一転して
大久保大和の名で押し通せとなる。

土方歳三はなぜ近藤勇を出頭させたのか。

ここで切腹は犬死だ、だから死ぬ気で嘘を突き通せ。
そして自分は救命に走る。

近藤が助かると本気で思っていたんだろうか。

…本当はどうだったんだろう。
あーでもない。こーでもない、と又色々考える。

小競り合いがあったという。
真相は兵を抑えられ、差し迫った状況に、ろくに話し合いも出来ぬまま、
浮き足立ってしまったのではないか。

「歳。俺が出頭している間に、おまえは兵をまとめて逃げろ」

歳三さんはどんな顔をしただろう…。

あるいは。
救命が叶わぬと分かっていて、戦意喪失の近藤を見捨てたのではないか。

心のどこかに、もう近藤を捨てた気持ちがあったのではないか。
冷静に時間を稼ぐ土方がいたのではないか。

もし、そうであっても薄情だとは思わない。
どれほど痛く悲しかっただろうな…。
負傷した体でどれほど自分を責めただろう。


流山の一日。真相が知りたい。


Sako