寝不足で判断力低下とはよく言うもので、
元々方向音痴の僕は目的地にたどり着けず、氷点下のNYをさまよった。
最初はよかった。
時間もあったし、新しい生地屋を発見して浮かれていた。
生地屋は入るだけで幸せな気分にしてくれる場所。
中をのぞいてたらお店の人が招き入れてくれた。

・・・・あれは親切心なんでしょうか？？？？

ノーブラの日に限って・・・
なんか、やたら、This is your sizeとかいって身体に布を当てられました。
腰に手を回されたり・・・きわどい・・・。
つか、僕だって端くれだから、わかるから・・・。
やたらしつこく引き止められた。客いないんか？
そんなに珍しいん？？？

僕は触るのは大好きだけど、触られるのは大嫌いです。
全部が全部、そうじゃないけど、やっぱりなんか下心なんかな、とか思う。
色々あって、触られると吐き気がする。
痴漢にも良く遭うけど・・・なんでやろ。
やぁ、でも普通にストレンジャーから触られれば僕じゃなくても嫌なはず。

NOと言えない人間。ソレがきゅきゅ。
色々激しく後悔。

さまよい続けて一時間すぎた頃にやっとお店に到着。
既に授業時間が始まるところだ。
ここで僕のミステイクアゲイン。
いつも「急がば回れ」をモットーにしてたけど
この時は寒くて、人に聞けば大丈夫だと
勘をたよりに進む。
何人かに聞いたけど、みんな滅茶苦茶。
この買ったサプライが意外と重い！！
一刻も早くサブウェイに乗りたかった。
どのラインでも帰れる自信はあったから。

途方に暮れてると、気の良さそうなラテン系の男が話しかけてきた。
そのズボン、何処で買ったの？って
月並みな話しかけの文句だ。
でも、これを機に、一番近い地下鉄への道順を聞いた。
すると男はココは僕の近所だから、すぐだよ！
案内してあげるよ。

・・・・僕には何でもいいからヘルプが必要だったんです。

寝不足により思考能力の低下。
昔から知らない人にはついて行くな、と教わったはず。
でも僕結構ついてっちゃう。
これは何故か不可抗力。
僕が悪い。

いつか殺される。

その男はマッサージ師だと言った。
確かに僕は疲れてる。
でも授業は始まってるASAPで学校に帰りたい、
土地勘の無い僕は、この気の良さそうな男に頼るしか
あの時は考えられなかった。

ワシントンスクウェアを通り過ぎるとき、
仕事上なのだろうか、マッサージしてやると座らされた。
何故僕はNOと言えないのか。

マッサージだろうとなんだろうと身体に触られるのは嫌だ。
なんか、体制おかしいんですけど！？
これは明らかに弁当売り！（何
本格的なようなそうでないような。
このまま首の骨おられるんじゃないかとヒヤヒヤ。

背中に手が入ってきた時はさすがにヤバいと
公園で野外で真っ昼間だから、大変な事にはならんと思ったけど
勇気を振り絞って逃げた。
意外と臆病な僕。
こんなとこで処女失ってたまるか。

その後もしつこく男は僕をナンパし続ける。
学校いつ終わるの？
そのあとデートしようよ。
ディナーおごるよ。
クリスマスは？
一緒に住もうよ・・・・
僕はまじめだよ。目を見て。

・・・・・最後の台詞は典型的なくどき文句だね。
昔同じ事を言われた事ある。
つか、初対面の相手に言う事か！？
もうなんか、色々あったけどもう思い出したくもない。

男は嫌いで彼女がいる。といって別れようとした。

なんで男嫌いなのか、僕が治してあげたい、とかほざき腐って
抱きしめられてキスされた。ほっぺにだけど。
僕の何が気に入ったのかわからんし、
誰でも良かったんだとは思うけど・・・

涙でた。

クラスに遅れて行って、
僕が泣いてて、
センセにおおざっぱに話して、
そしたら、自分を責めるなってことと、
話しかけるなオーラを出せ、と
知らない人についてくな。と。

全くです。

自業自得。

僕、何回これやった？
人に関わるな、と思いながら。

あと、すべてにいい人である必要が無い。
て・・・

ぁう・・・・


・・・・あの人に会いたかった。
でもあえなかった。
あの人との連絡手段はPCのメールだけ。

でも例え携帯を持ってたとしても、
僕はまだそんな理由でかけられる関係じゃないから・・・

でも、あわなくてよかった。
きっと泣いてしまったから。

僕が安心できる人に、すがりつかせてもらいたかった。
でも、僕にはそういう人がいなかった。

弱くてごめん。

寝不足、いくない。

今日はバッドラックデー。
明日いい事あるかな・・・（しょんぼり

もしくはあの人と夕飯食べたのが幸せの前借りだったのかな


うぅぅぅ・・・気持ちが悪い。