書き殴り日記

書き殴り日記...ミケ

 

 

life and death - 2010年05月05日(水)

仲のよい友人が無事出産した。めでたい!!よかったほっとした!!
地球へようこそって感じだよ。絶対会いにいく〜


昨日、旦那と我が家で飼っているドジョウやメダカ、エビの話題になった。

スーパーの駐車場で拾った野良ドジョウと、エサ用で売られていたメダカと
それとエビが水槽にいる。

こいつらも、家に来てもうすぐ1年経つんだなあ〜なんて話をしてた。

メダカは初め10匹ほど買って水槽に投入してたんだけど、
1日ごと、1週間ごとに1匹、2匹・・と、どんどん☆になっていった。

で、結局最後の一匹になっちゃって
あぁ、こいつも、もしかしたら死んじゃうのかな・・
なんか、一部ウロコが剥げてキラキラしてるし、ひ弱な感じだし・・

って思ってたら、そのメダカちゃん1週間2週間経っても元気で
なんやかんや言ってその子だけは生き延びた。

あのメダカはすごいねーなんて会話をしてたのよ。

そんな話をした後、旦那は寝た。私は勉強をしにリビングへ行った。

そして勉強の合間、休憩を兼ねて先ほどの話題の水槽を覗き込んだ。
そしてギョッとした。

そのとき、私の目に飛び込んできたのは、何度も目撃したメダカのあのかわいそうな姿だった。

もう息絶え絶えの状態。
白い片腹が上に向いてる。時たま力強く泳ぐけど、またすぐ泳ぐのやめてしまう状態。

ついさっきの会話で、あのメダカは元気だね長生きだね。なんて言ってたのにだ!!そんな日に限ってだ。

とにかく、メダカにとって今の水流は体力消耗しちゃうだろうし、個別に移そうと、静かに移した。

よく観察したら、尾ひれがボロボロになってたので「尾腐れ病」だっ!!
と思った。

気づかなくてごめんと思って、塩水浴というのを行った。
薬浴ほどではないけど、塩水はいろんな病に効くというのを聞いたことがあったからだ。

どのくらいの時間かわかんないけど、しばらくメダカの様子を見てた。
頭は下に向き、クチはパクパクし、胸のヒレは片方だけ動く。
メダカの下半身?は全く動かない。

時折、力強く動いたり、動きが止まりそうになったり。
ハラハラしながらも静かに、ガンバレガンバレとエールをおくりながら見てました。

メダカ死ぬかもと思ったとき
人は、生まれるときにオギャーと息を吐くが、死ぬ瞬間はすーっと息を吸うということを思い出した。

メダカは、少しはよくなってきたかと思わせるも、そのあとはどんどん動きが悪くなっていった。

もう駄目かもなと思ってじっと見てたら、それまで動かなかった下半身がみるみる動きだし、メダカの体全体が力強く徐々に動きはじめた。

私の脳では1秒ほど、あっ!良くなったんだ!!と喜んだけど
すぐこれは痙攣してるって分かった。
命が燃え尽きる瞬間だと思った。

その時間は意外に長く感じた。
驚くぐらい力強く、必死にもがいている様子が胸を打った。
苦しんでたのかもしれないけど、力を振り絞っているようにも見えた。

そして、ある瞬間に動かなくなった。

気がついたら私はえらく泣いていて、私の泣き声だかなんかに驚いて旦那は寝室からリビングにやってきてた。

確かに「死んだー!!!」と絶叫した気もする・・。
旦那にしちゃ、いきなりどうしたの?って驚き心配していた。
起こしてすまん。それと心配かけてすまん。

まさか、メダカ1匹でこんな号泣するとは思わなかったので自分でも驚いたけど、ずっと生き残ってたメダカだし、思い入れがあったんだなあなんて思った。

あと、最後の瞬間を見たというか、看取ったというのがでかいと思う。

あの最後の姿はいろんな意味で結構ショック受けた。
でも誤解を恐れずに言うなら、私は感動した。
生まれることは勿論ドラマティックだけど、死ぬときもそうかもなあと。
燃え尽きる瞬間ね。
死に迫った生のリアルさや、生きようという姿が心動かされた。

死は生の価値を見出してくれるけど、その反対もあるんだろう。
でも死の価値ってなんだろう、考えたけど分からん。

で、死は死だな・・と思ったけど
メダカさん、次はイルカにでもなって海のアイドルになってくださいと自然に手を合わせた。

以上、身近に感じた生と死でした。








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