2004年10月02日(土) |
ゴスとロリとパンクとグルーミー |
後輩(っても既に卒業した)と一緒に本屋に行った。 先日買い求めたゴシックパンク形の雑誌を見ながら話をすると、グルーミーというキャラクターをみて、後輩が一言。 「なんでこんなくまさんが殺人してるのが人気あるの?」 ピンクのくまが鋭い爪で人間を切り裂くようなイラストや、噛み砕くというイラスト、ちだらけの爪を晒すというイラストが多いことに、正直珍しかったらしい。
自分の出した答えは。 「殺人とか、血液とか、タブーでしょ、自分じゃできないでしょ。やっちゃあかん事じゃん?でも、どこかでそれをやってみたい、という欲望があるんだよ。それを発散(?)するためにあるんじゃないかね」
ゲームを見ても殺人や破壊が繰り返される。 だからといって、リアルで殺人を平気で犯すのは少ない。
仮想現実。
やっちゃいけない。でも、何処かでそれを体験したい。この黒い感情の吐き出し口が解らない。 その時のゲームでの殺人、破壊活動、または殺人を犯すくまは格好の「吐き出し口」になる。
オナニーと同じ。 溜まってどうしようもない時に抜く。
最近は溜まりっぱなのか、ずっと吐き出し口が開きっぱなしだけれども。
ゴスとかロリとかパンク。 世間では余り見かけない格好。 黒と白、血のような赤やボロ。 人形を思わせるようなふわふわな服。
それらの服をまとっている時、自分はリアルに居ながら、仮想現実を味わう。 一般常識と一線を引く。 どうして引きたいのかはわからない。 多分、リアルがめんどくさいんだろう。
この服をまとっている時、自分は世間と違う所に生きることが出来る、孤独に酔いしれるのだ。
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