TOM's Diary
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パブコメとは、パブリックコメントの略である。 政府や自治体が法令や政策の最終案を公表し、意見を求める制度のことである。
厚生労働省の例で行くと、Webサイト上にこんなページが用意されている。 厚生労働省パブリックコメント
内閣府の調査で国民の9割の人がこの制度を知らなかったそうだ。
こう言う制度があると言うことは、たとえば自転車の大人一人、子供二人の三人乗りが禁止となったにも関わらず、法が施行されてから大反発を食らって、施行直前に運用で「大目にみる」などと言うへんてこりんな措置を取らずにすむはずである。 政府や政治家さんたちからみたら、知らない方が悪いと言う言い分もあるかも知れない。 しかし、広報を怠った責任もあるだろう。また、三人乗りのような措置を取るくらいなら本気で広報するべきだろう。
また、広報をしっかりしたとしても、難しすぎて判りづらい。
これは警視庁のパブコメのサイトだ。
意見募集中案件をクリックしてもらうとわかるが、そもそも非常に内容がわかりにくい。
道交法の自転車三人乗りが関わるパブコメを見ても正直言ってどれがそれに該当するのかわからない。 もともと、自転車は一人乗り、子供用の補助椅子をつけた場合は一人までOKであり、三人乗り禁止が新たに加わったわけではない。罰則強化されただけなので、判らないのは当たり前だ。 専門家相手のパブコメ制度ならともかく、広く一般から意見募集したいのなら、もっと判りやすく表記するべきではなかろうか?
あんまりいろんな意見が出ちゃうと収集が付かなくなって困るから、ひっそり、こっそりパブコメしてるんじゃないか? いやそもそも決まりだからやってるだけで、広く一般の意見を公募しようなどと言う気持ちはないのではないか? そんな風に感じてしまうのは私だけだろうか?
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