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自己チューな彼 - 2004年12月09日(木) 朝、地下鉄でよく一緒になる男子高校生がいるんですが、その子はとても落ち着きがないんです。 地下鉄の中でじっとしている事が出来なくて、身体をあっちに向けたり、こっちに向けたり。 窓に映った自分の髪型を気にして、髪の毛をいじってみたり。 満員の電車の中で、こんな事をされたら、周りの人は大迷惑。 でも、それに気がつくことはありません。 更に、つけているコロンの香りが非常にきつくて、彼が居た場所には残り香が。 近くに乗っていると、臭いし、咽ます。 そんな彼は、去年の春ごろには長髪の茶髪だったのが、髪の毛は短くなり、黒くなりました。 ズボンのベルトも、ヴィトンのモノグラム(←本物かどうかは不明)から、普通のものに。 もしかした、受験生なのかも。 その彼が、沢山の乗客が乗換えで降りる駅で、後ろの人が降りる為に一旦ホームに降りた時の事です。 徐に、ポケットから携帯電話を出したら、手から滑って落ちました。 その携帯は、見事にスルスルと電車とホームの間に落ちて行きました。 彼の唖然とした顔。 どうするのかなぁ?と思ってみていたら、彼はそのまま電車に乗りました。 そこから二つ目の駅でホームにいた、駅員さんを見つけると走って行って、事情を説明。 ただ、身体を半分電車に乗せたままだったので、電車のドアは閉められずに、止まったままになってしまったんです。 後ろにいた、サラリーマンがイライラしているのが判りました。 朝の急いでいる時間に、そんな事をされたら、イライラしますよね。 でも、自分が電車を止めてしまっていることに全く彼は気がついていません。 そして、私も下りる次の駅で、彼は降りていき、電車を乗り継いで学校へ行ったようです。 次の日、彼の手には携帯がありましたから、きっと無事に手に戻ったのでしょう。 そんな、周りの迷惑を考えない、自己チューな彼は今日も電車の中で落ち着きなく通学しています。 ある意味、可哀想な子だとは思いますが、そのうち痛い目を見るでしょう。 人の振り見て、わが振り直せと言いますから、自分も気をつけようと思いました。 -
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