モスクワ留学日記
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モスクワ 夜マイナス10℃ 昼0〜プラス3℃ ひーん つい2日前プラス10度になったかと思えば またしてもマイナス気温に雨につめたーい風がごーごー。 そら体調も崩しまっさ。 ◇◇◇ ロシアでは今、春のお祝い行事 「マースレニッツァ」が盛ん。 なんじゃソラ?というアナタへちょいと解説。 ロシア正教の決まり事で イースター(復活祭)前の6週間は、 肉、魚、乳製品は食べちゃだめよーん てことになってまして。 さらにその前の週1週間は この(肉などの)断食に備えて栄養つけなきゃーん てことで 「ブリヌィ」と呼ばれる薄焼きクレープを 焼きまくって食べまくる盛大な祭りをやるんですわ。 祭りなのにクレープかよ。もっといいモン食べようぜ! と思うかもしれませぬ。 しかししかし、元はといえば村のお祭り。 水と小麦粉だけで作れるクレープは貧民の強い味方。 生活レベルによってクレープの中身が違うって話です。 しかしなぜにクレープか? ロシア人に聞いても「昔からそうだからさ!」 とイマイチはっきりしません。 このお祭り、「断食を前にして栄養をつける」意味ともうひとつ 「春を迎えるお祝い」の意味がありまして。 ちょうどこの頃、ほんわか暖かくなる時期なので あぁ春はうれしいねぇ!太陽がうれしいねぇ! というわけで、まん丸で黄色いクレープを太陽に見立てて は〜るよ来い♪は〜やく来い♪のお祝いをするってわけです。 ◇◇◇ クレープの中身は多種多様で ジャムやバターだけの簡単なものから イクラ、キャビア、その他魚のマリネ、ひき肉の炒め物、キノコ、野菜各種、、 まぁなんでも好きな具を包んで食べます。 ちなみにロシア人のノルマは一人最低10枚ですか(当社比)。 だらだら食べてたら20枚だって余裕。 うちのおばーちゃんもたんまり積み上げたクレープをかじってます。 個人的にはチョコバナナアーモンドとか希望なんですが。 ◇◇◇ ちなみに、祭りというだけあって、ただクレープ食べてるわけじゃありません。 歌ったり踊ったりのエンターテイメントもばっちり。 とりわけお祭り最終日にあたる土日は、あちこちでイベントが。 例によって今年もマネージ広場やアルバート通りで お祭りイベントが催されます。 ロシア伝統文化を守ろうぜ!と燃えている カローメンスカヤでも、盛大にお祝いします。 ウオッカ片手にキャビア乗せクレープをかじりつつ アコーディオンの音に合わせて歌って踊る♪ いや〜今にもロシア人の明るい笑い声が聞こえてきそうです(^^
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