モスクワ留学日記
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2002年04月11日(木) ヒットラーの誕生日に向けて

モスクワ プラス6〜10度 いよいよもって暖かい。

 

在ロシア日本大使館の大使宛てに

なんとも不穏な英文メールが届いた。

 

以下は、そのメールの日本語訳である。

 

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大使殿

警告

 

 この書簡は私と私のグループにより書かれたものである。これは我々により

行われる活動について警告を与えるものである。我々は貴殿に対し、貴国民

を本国に送還するよう警告を与える。さもなければ彼らは我々により殴打され

殺害されることになろう。

 外国人は我々にとって問題であり、我々はこの問題を抹消するであろう。

 もし貴殿が彼らを本国に送還しないのであれば、我々はヒトラーの誕生日を

迎えるにあたり、我々の目に入る外国人を殺すであろう。それはロシアから

外国人が完全に抹消されるまで継続するであろう。

 私はこのグループの代表としてすべての外国人に対する戦争を宣言する。

我々はロシアのすべての場所、特にモスクワにおいて、このグループを

活発化させた。ロシア政府と警察も我々と共にある。外国人がこの国を去るまで、

誰も貴国民を救うことはできない。

 ロシアはロシア人のものである。貴殿がこの警告を真面目なものと見なさない

ならば、貴殿はその結果を先々見ることになろう。

 我々はこれまで警告してきたが、現在我々は貴国の国民あるいは

外交官の如何なる殺害にも責任を持たない。

 あなたがたの早期の出発を望む。

 イヴァン

 ロシア・スキンヘッド・グループ代表 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

上の文章を読んでまず思ったのは

 

代表者の名前が「イワン

 

 

イワンと言えば「イワンの馬鹿」で有名なロシア人の男性名。

このメールの送信日時が7日だったことを思うと、

エイプリルフールに寄せたいやがらせメールとも考えられる。

 

でも、地下鉄や街中でスプレーを用いた

「いたずら書き」が増えていることを思うと、

いやがらせだけで片付けるワケにはいかなさそうだ。

 

      ◇◇◇   




一昨年かな?の4月20日、

ヒットラーの誕生日とは知らず、

お土産屋が集まっている旧アルバート通りを

のほほんと歩いていた時のこと。

 

アイスでも買うかの〜♪と一人でうろうろしていると

視界に入ってきたのは15人ほどのスキンヘッド集団。

 

いきなり方向転換するのもマズイかな、と

そのまま彼らの横をすーっと通り過ぎようとした瞬間

 

その集団はおもむろに

「ギットレル!ギットレル!

(ヒットラー・ヒットラー)」

と雄叫びをあげ始めた。

 

 

 






 

心拍数が200を超えたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

外国人であるワタシを意識した行動であることは明らかだった。

 

 

彼らの一人がワタシのほうへ何かを投げつけたような気配が。

そしてからかって楽しんでいるような笑い声が。

 

 

家に帰ってから気づいたのだが、

彼らはワタシの後ろ姿に向かって

ゴミを投げつけたようなのだ。

 

髪やら背中に紙切れがついていた。

 

     ◇◇◇

 

もっとも、被害はなくてよかったのだが

彼らに出くわすと必ず、

命の心配をしなければならない忌々しさよ。

 

殴られるかもしれない。殺されるかもしれない。

 

そんなことを思いながら、彼らを恐れながらの生活なんて

本当にクサクサする。

 

     ◇◇◇

 

4月20日はヒットラーの誕生日。

 

スキンヘッドが意図しているのは

ロシア国内に住む外国人排除。


バカバカしいと思われるかもしれないが

外出は避けたほうが無難かと。

 

 

 

 

 

ワシ、、20日は仕事なんだよね。

わーん。

 

 


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