モスクワ留学日記
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2002年05月23日(木) 黙祷

モスクワ プラス10〜17度 激しく強風。


更新が滞りました。
掲示板へのお返事はもーれつに遅れています。
大変申し訳ない。どうか今しばらくお待ちください。


     ◇◇◇

mihobani的発言:ルムンバで学んだ方へ


悲しいニュースです。

予備学部で日本・インドなどからの留学生の担当をしていた
アレクセイ・イワノヴィッチさんが今月20日に亡くなりました。

1ヶ月ほど心臓疾患で病んでいたそうです。

「コーンニーチワー」と得意のニホンゴで
ニコニコと話し掛けてきたあの笑顔はもう見られません。

留学生の多くがお世話になる予備学部。
留学したての学生がつたないロシア語で、
大学に関する質問や数々の問題・不安を抱いて駆け込む先。

それは彼の所でした。


予備学部をオール5で終了した生徒の写真を机の引出しに入れて、
その国の学生が来る度、この子はね…と自慢げに話していたのを覚えています。

ワタシがオール5をとった時にはまるで自分のことのように喜んで、すぐに写真を撮っておいで!と言われたっけ。。

ルムンバから教育大学に移る話をした時
それはそれは残念そうにワタシを引き止めました。

それでも、いつでも遊びにおいで。とニコニコしていました。

その後何度か彼のもとを訪れたとき
それはそれは大歓迎されて
今度の大学はどうだ?友達は?生活は?
と質問攻めにあったり。。。

     ◇◇◇


知り合いもなく、ロシア語もほとんど話せず、お金もなく、
そんな中で留学したあの頃。

日本人のほとんどいない大学で、病気になりながら不安な生活を送っていたあの頃。

色んな意味でセンセーショナルな留学生活をスタートさせた自分ですが、国費留学生として受け入れてくれたルムンバ大学にとても感謝しています。

そして、担当官として世話を焼いてくれたアレクセイ・イワノヴィッチにも。


彼のご冥福を心よりお祈りします。


mihobani |MAILHomePage

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