モスクワ留学日記
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2002年06月22日(土) オレック・メンシコフ

モスクワ プラス14〜24度 不安定な空模様。雨と風。



珍しく、ワンピースなぞ着てみる。
珍しく、化粧も念入りに。

見慣れないワタシの姿に、勉強しに来ていた友達が目を丸くした。

カバンの中身をしっかり確かめて、いざ出発。




途中で、花束を買う。
真っ赤な、バラの花束。(こんなの欲しい)



1ヶ月前にチケットを購入して、
ずっとずっと待ち遠しかったこの日が、ついに。

オレック・メンシコフ様、舞台の日。



オレック・メンシコフは数々のロシア有名映画の主演をしちゃってる俳優で、
かっこよくて、かっこよくて、かっこよくて、かっこy(以下略)
映画「シベリアの理髪師」でメロメロになったのでした。


今日の舞台はゴーゴリの「賭博師」
モスサヴェタという劇場の屋根裏部屋で客席はわずか100ほど。
東洋人と思しき姿はワタシだけ。

手を伸ばせば届きそうな距離で、
彼らの鼓動が聞こえそうな距離で舞台を観られるシアワセ…

戯曲を印刷して、予習までしていた気合いの入れよう。
どれだけ楽しみにしていたかわかっていただけるだろうか。


舞台がスタートして、オレック様が登場した時の感動と言ったら…もう…なんていうか思わず姿勢正しちゃいましたヮ。

映画まんまのそのお姿、かっこ良すぎでございます(はぁとはぁとはぁと)


しかと網膜に焼き付けるべく、鼻の下伸び放題で見つめましたとも。

1時間40分のその舞台は音響効果もテンポも良く、
汗ほとばしる気合いの演技に大興奮!


終了後。
3度目のカーテンコールでやっと花束を渡すことに成功したワタシ。

間近で見たオレック様はうわぁぁぁーーーーかっこよすぎ。めろめろめろ。

渡し際に「СПАСИБО」言われちゃってうきゃー!!


それだけでどんぶりメシ3杯は軽いぜみたいな
いやそんなに食ってどうすんのみたいな
思わずフッと気を失って抱き起こされたらどうしよーなんて妄想してみたり



実はキンチョーして固まってたんですが。


優しさ溢れる笑顔で「ありがとう」と言われ
生きてて良かった…

マジマジ思ったのでした。





映画やドラマと違って、ナマの一度きりの演技が勝負の舞台の世界。
演技者と観客が一体化して初めて成り立つ部分が大きいので、
こういう小さな舞台で、しっかりその劇を観に来ているお客さんに囲まれての舞台は、
きっと気持ちいいだろうな。


こんなに感動したのは久しぶり。
めろめろは止まず、帰り際思わずベーグル屋に寄って散財。
その後地下鉄に乗るも、何度も乗り換えを間違えて、家とは逆方向に。めろめろ。

結局タクシーを拾って、車内でひとりめろめろしつつ、家路に。


い、いつからこんなミーハーに。。めろめろ。


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