モスクワ留学日記
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モスクワ プラス4〜7℃ プラスがうれしい。
ロシア全土で現在行われている事。 それは人口調査。
現在統計として出回っているロシアの人口データは1989年のモノ。 10年以上も経っちゃったからまたやんなきゃね、ってことらしい。
14万人ほどがすでに調査用紙を出し終えたらしいですが、 10月9日から16日にかけてえいやっとやっつけるらしい。 どこ番地に何人、どんな家族構成で住んでいるか 居住地の面積、部屋数、壁の質から 各人の国籍、教養、職業、役柄、使用可能言語などなど 細かい質問内容。
我が家にも人口調査員のおばちゃんがやってきました。
対応に当たったのはうちの居候。 この居候のねーちゃん、大家さんの知り合いなのだが かれこれうちに3年以上住みつづけている。
お宅は何人住んでいます?との質問に 大家が一人よと答える居候。
アナタは住んでいないの?と突っ込まれると あぁ、ワタシも含めて2人ねと。 居候という身分だけに、どこに身を置くか辛いところなんでしょうが、 調査日時はいつがいいかしら?と訊ねられ、 そうね、4時以降かしらと。
自分(居候)のいない時間帯を答えていました。
ちなみに、病院に入院中の人や、 孤児院に入っている子供たちも調査に含まれるそうですが、
ホームレスや、うちの居候のように 知り合い宅を転々としているような人たちは 調査の枠に収まりきらないのでは。 それとも始めっから数に入れないつもりか。
ワタシのようにホームステイで身を寄せている場合、 外国人用の用紙もあり、住所、名前、国籍などの他 ロシアに来た目的を記入する欄も。
大家さんは税金を取られるのを心配して ワタシの存在はないものとして進めたいようだが… そういう問題じゃないと思う。
この調査による人口書き換えで、 学校開発や都市開発などの計画が進められるほか、 不慮の事故や災害時の行方不明者、死亡者などの 早期発見が可能になることなどが目標とされています。
尚、一部宗教団体による この調査への反対運動も注目されています。
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