2002年01月26日(土) |
てっぺいたはガンジー |
てっぺいたは、超労働基準法違反しまくりのパン屋で三年間働いてきた。夜11時くらいに仕事にでかけ、夕方の4時くらいにいつも帰ってきていた生活もあと一日となった。よほど嬉しいらしく、今日帰ってきたら、「あといちにちーーーー」と嬉しそうにカレンダーにマルをつけていた。どうやら今月に入ってからずーっと仕事を辞める日に向かってカレンダーにマルをつけていたようだ。。。 てっぺいたは、「明日が俺の本当の新年だぜ」とか「俺の本当の人生がこれからはじまる!!」とかかなり大げさに聞こえるようなことを叫んでいた。。。 しかし、よく考えると、これは大げさではない。。てっぺいたの仕事の話を聞いているとこっちがむかついてくる。よく耐えているのうと感心してしまう。だってね、だってね、そのパン屋には、とっても性格の悪い年下の上司がいて、てっぺいたはおとといなんて、パンの生地を切るナイフを顔に投げつけられて、顔切ってたり、水をかけられたり、首をしめられたりと大変嫌な思いをしているのです。 ふと、てっぺいたがつぶやいたことがあります。「俺って、ガンジーの生まれ変わりかも。。。」と、、、、どんなに暴力をふるわれても、我慢することにしているそうです。暴力は何も生まないそうです。。てっぺいたも大人になったのだなあと感心する、姉オレパンでございます。 オレパンが趣味の遅刻などをよくすると、てっぺいたはよく怒ります。彼にとって、オレパンは人生をなめているそうです。しかし、オレパンから見たら、てっぺいたの職場はどう考えたってクレイジー。19世紀のイギリスの炭坑夫よりもひどい労働条件だと思うのです。そんなところで働いている人からみたら、世の中どんな人だって人生なめてるように見えるっちゅーの。。
てっぺいた、本日は例の上司に小麦粉を顔になげつけられ、ドリフのパイ投げ後のような顔になったそうです。オレパンが、てっぺいたの変わりにそいつをぶん殴ってやるよ。と言うと、てっぺいたは、「あーー、投げられた後、ダッフンダって言えばよかったなああ。」といいました。てっぺいた、、、、そんなときに、ダッフンダって言えたら、あんたは本当にガンジーの生まれ変わりかもしれんぞ。。。
大物になっていくてっぺいたを見て、オレパンも非暴力を心に誓ったのでした。
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