ぽちの全盛期は大学以降から去年あたりまでである。
一番非道いのは幼少期から高校1年まで。
本当に非道かった。
ブス。
小学生ながら、ニキビが消えない。毛穴がブツブツ。
点々眉毛。
歯並び悪すぎ。
清潔感のない子供。
さほどデブではなかったのだけが救いである。
鈍くさい。
本当に体育が出来なかった。
今でも出来ないが、学生時代過度に運動音痴というのは何かと惨めである。
マラソンが一番ダメ。
走り幅跳び1m以下。
ハンドボール投げ10m以下。
「あの当時誰からも相手にされなかったよう」と言って
変人も「そうだね」と頷いてしまう程だ。
逆に変人は人生の最盛期を既に小学校から中学校で使い果たしてしまっているのだが。
普段惚れた弱みの彼女バカで「かわいい、かわいい」と
とりあえずは言ってくれる変人も、中学の卒業アルバムを見て
「僕の方がマシ」と言った。
その通りである。
変人は今でこそ、老け顔であるが、中学校当時はかわいい顔をしていたのだ。
こんなんなので、自意識過剰の自分は、共学の高校に行くのが嫌になって
女子校へと逃亡していった訳である。
その後、ほぼ男子校状態の大学に行き、女であるだけで超優遇される人生を送った。
ここでプチデビューしてしまったのだ。
しかし、性格までは変わらなかった。
多少卑屈気味である。
自意識が芽生える頃に美人待遇を受けておかないと、
美人としては行動出来ないらしい。