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2004年03月22日(月) 総額表示がはじまりだした

総額表示というのがはじまりだした。

消費税額を含んだ金額を表示するということだが、なぜ今急にこんなことがはじまりだしたのだろうか?

政府の言い分では消費税抜き表示だとわかりにくいからという理由らしい。しかし消費税がはじまってから別にだれもわかりにくいなどと言ってないと思うし、消費税率3%の時代よりも今の5%の方が計算しやすい気もするんだけどねえ。

この総額表示は本当はこれからはじまる消費税率アップを隠ぺいするためのものに過ぎないのではないだろうか。総額表示にしておけば消費税率を10%とか15%にあげてもわからんと思ったのだろう。

どこの国でもものの価格と別に税額が何%とちゃんと表示している。

それを日本だけ内税の総額表示にして税額を%表示するのをやめようというのだ。馬鹿にされたものだ。最近ゆとり教育とかいって小学生を馬鹿にするように仕向けているが、消費税を暗算できないようにするためにやっているという説もあながち冗談ではないような気がする。

この総額表示の欠陥は、計算方法は従来方式でもいいとしている点だ。

金額450円のものは今買うと、450×105%=472.5円≒472円となるが、この金額を総額表示すると何と「473円」になるのだ。外税方式だと切り捨てになるが、総額表示では四捨五入だからだ。

450円のものを2つ買うと、900×105%=945円となり、472円を総額表示にすると944円となり1円損するからだ。

結局、この例で言うと473円の総額表示のものを購入する場合、1個買ったら472円支払い、2個買うと945円払うことになる。いずれも総額表示より1円安くなってしまうのだ。

総額表示って何なんでしょうね???これが消費者のためなんでしょうか?ぼくからみれば、全然わかりにくいですけどねえ。全然消費者のためになっていない。日本の流通企業も何でこんなアホな政策に反対しないんですかねえ。システム更改費用がもったいないじゃないですか。


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