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■ バイトのおもひで その壱
学校卒業 → 即就職 というありきたりな道を進んだ私にとって、 バイトというのは、 学生時代に小遣い稼ぎ目的でやったものと、 あまりの薄給に耐えかねて 会社の悪い仲間(笑)に誘われたり誘ったりしてやった 単発の妙なバイトの2種に分かれる。 今回は、そのうち、 学生時代の平凡なバイトの思い出をご披露しようと思う。
さて、 学生アルバイトといえば、定番中の定番はファーストフード店! ということで、 ご多分に漏れず、私もそこでやった(笑)
「いらっしゃいませぇ〜」←語尾上がり ホントは、バンズの担当になりたかったのになぁ 「お飲み物は何なさいますかぁ?」←語尾上がり ホントは、クリーン(店外の掃除)に出たかったのになぁ ぼやきながらの接客商売。
場所は、東京駅構内なので、外国人も多い。 「Can I help you?」 カラシ色のサリーを着た人が、 コーラのビックサイズを16杯も頼んだり (この店の「ビッグ」は、マジに外国サイズだったりする) この肉は何の肉か問う人など 毎日混戦模様だった。
道を尋ねられることも、かなり多かった。 日本人が尋ねるダントツの一位は、 「銀の鈴」だったが、 外国人は千差万別だった。 ある日、アジア人と思われる人から、メモを見せられた。 『白王』と書いてある。 「ココヘ、イキタイデス」 はくおう? なんだろ・・・? 中華料理店? 周囲の人も首を傾げる。 わからないと答えると、 「ニホンジンナノニ、ココワカラナイデスカ!?」 かなりご立腹の様子。 マネージャーが 「んなこと言われても、 中華料理屋の名前なんて、全店覚えてられないよなぁ」 と苦笑い。
さて、皆さん、 この人はどこへ行きたかったかおわかりですか?(笑) 答えは・・・ 皇居! 白王と読めたのは、「皇」の字だったんですね〜 場所が東京駅という特質も、 ヒントになっていなければ、ならなかったのです(笑)
他にも、こんなことが。 「ここの行き方、教えてください」 と、金髪のおじさんが地図の切り抜きを見せるので、 どれどれと覗いた。 すると・・・ 「スガキヤ毎日ビル店」 駅から2分と書いてある。 が、聞いたこともないビル名である。 ふと、地図の片隅に目をやると、 名鉄だの近鉄だの地下鉄東山線だのと書いてあった。 「あの・・・これ、名古屋?・・・みたいなんですが? ものすごく遠いんですが?」 「でも、絶対行かなくてはならないんです! ここからなら行けると、人に聞きました!」 誰だ・・・適当なこと言ったのは! 仕方なしに、新幹線乗り場を教え、 「名古屋という駅で降りて、そしたらすぐですから。 わからなければ、降りてから誰かに聞くと すぐ教えてくれると思いますよ」 極めてあやふやな案内だったが、 彼は嬉しそうに手を振って、新幹線コンコースへ消えていった。 無事つけたのだろうか? 私は、今も気になっている(笑)
外国人だけではない。 芸能人も、結構訪れた。 一番ビッグなのが・・・ 誰かがせこせこ買っているところへ、 サングラスをした仁王立ちの女性登場! 買っているその付人らしき人に、文句を言い立てた。 「やだ、あれ、松田○子じゃない?!」 横の先輩が大興奮。 「まさかー うちに来るなんてー」 しかし、隣の先輩は、他の人にも目配せしまくる。 その女性が帰った後は、店内はちょっとした興奮状態だった。 でも、なんでファーストフードなんて買ってたんだ?
こんなバイトを だらだらと続けていたが、 ついに辞めざるを得なくなった。 それは、なぜか? あまりに不衛生だったからである! ゴキブリの赤ちゃんがツツツ・・・とカウンターを走るのを 布巾でバン!と抑えて、 お客様の目には届かないようにするのは 日常茶飯事だったし、 休憩中は、みんなでねず公と足で戯れていた。 そのうち、 制服のフォローのかからない私の両足に 発疹ができ始めた。 赤い大きな発疹が、 スカート下からくっきりと、できまくったため、 医者に行く。 不衛生なために、皮膚が拒否反応起こしているとのこと(笑) というわけで、 私はこのバイトを辞めたのだった〜
以上 バイトおもひで編 その壱 おしまい(笑)
2002年01月27日(日)
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