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■ 宣告と治療方針

医者が、患者本人に言った。
「進行性癌です。
第�郡�まで進行しています。
転移もしています。
2回の手術で、第�鹸�分まで一応取っておきましたが、
取っていない部分もあります。
が、それは初期癌ですので問題ありません。」
勉強不足でわからないのだが、
第�鹸�って、末期のことじゃなかったろうか?
患者本人も
「ここまで言われると、さすがに覚悟できたよ」
と神妙半分呆れ顔だった。
患者本人の母親も癌だったが
とても気のやさしい人だったので
癌の宣告された途端に弱り果て、あっという間になくなってしまった。
当時、癌の宣告というとすなわち死を意味していたので
それも当然のことだったかと思われる。
「告知した医者は許せない」
と言っていた患者本人だったが、
自分の告知には、案外冷静に受け止めたようだ。
いや、そんな経緯があったからこそ、冷静だったのかもしれない。

そうして、患者は
またぞろ
証券や権利書などなど
いろいろ言い出す。
ほとんど限定相続受けたいくらいの財産なんだから
気にしなくてもいいのに〜
と鼻で笑う私とは違い、本人は真剣だ。
早く退院して、身の回りの整理をしておきたい
と言っている。
しかし、
医者は、抗がん剤を点滴に混ぜて投与しはじめると言う。
そんな状態の患者が早くどころか退院できるのか自体疑問だが、
もう末期であるのなら、
余計なことはせず、家に帰らせてやりたい気もするのだ。
抗がん剤は、非常に投与された本人が苦しむとも聞く。

とにかく、医者よ
勝手に治療方針を決めず、家族と話し合う機会を先に持て!!

2002年09月18日(水)
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