嘘や噂に惑わされ、流されているのは、きっと私だったんだ。 私が会社に訴えていたことが、違う形で一社員を追い込むことに なってしまった。私にそんな力なんてない。ありえない。 そう、そんなふうに考えること自体思いあがっているんだ。 その人に誤解されたくない、という、醜い自己防衛本能が 働き過ぎて、かえって、その人に誤解されたような気がする。
言ったことは消せない。 私の本意はその人を追い込むことでは絶対になかった。 本当にそうだった。 会社にその人のことを言われた時も、そんなふうに誤解されることが 一番嫌だと言った。 そして、誤解されている事も、同時に知った。
何故、言い始めてしまったんだろう。 何もかも。 もう、何も言わない。 黙っていよう。 でないと自分が守れない。
私の言ったことが影響していないと、私を嘲笑ってほしい。 自意識過剰の大馬鹿モノと、嘲笑ってほしい。
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