いつだったかこの日記にも書いたと思うが、おれは外資系の会社に勤めており、そこでテレフォンアポインターの仕事をしている。 去年一年間のおれの実績は12月に入って猛烈に巻き返したこともあって、なんとか年頭に立てた目標を達成することができた。
評価の項目としては大きく2つの柱があり、ひとつは何件のお客に訪問の了承をもらえたか、そしてもうひとつはそこから実際にどれだけの契約高をあげられたかである。年末に巻き返せたのは、この契約高の部分ね。
電話でお客を捕まえて営業マンに渡す。それがおれの仕事の全てである。なので、契約高があげられるかどうかはヒトエに営業マンにかかっている。そこから先はおれの力ではどうしようもないのである。その部分が評価の対象になっているというのもおかしなハナシなのだが。それでも昨年はどちらも目標を達成することが出来てほっと一安心であった。
同僚のアポインターにおれよりトシが4つくらい若いヤツがいる。そいつはお客を捕まえる部分は達成したが、実際の契約高がめちゃめちゃだった。でも仕事ぶりはおれなんかよりもむしろマジメで、実際の契約が出ないのはタマタマなんだろうなと思っていた。
そしたら、そいつは今日、おれらの営業本部に呼ばれて部署の異動をほのめかされたそうなのだ。去年4月にグループ会社から移ってきていたばかりだったので、まだ1年も経っていないというのに。そいつは外回りの営業経験があるので多分、通常の営業の部署にまわされるのだろう。そこでもだめだったら、多分クビになるんだろうな。
正社員といえども決して安心はできない。外資系企業のシビアな部分である。国内の企業でもそういう会社が増えてるんだろうとは思うけど、この会社ではそれが当然のこととしてグループの社員全員のアタマの中にある。おれは入社してまだ1年半ほどなので過剰に反応しちゃうんだけどね。
おれもクビになったらバンドどころではなくなるので、がんばらないとな。
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