まれ日記

2002年01月31日(木) 顔泥棒

久しぶりに怖い映画が見たくなって、レンタル屋に行って「顔泥棒」っていう映画のビデオを借りた。なんとなく怖そうじゃん、タイトルが(笑)。そんで見てみたんだけど…ちょっと絶句という感じ。
他人の顔とそっくり同じに顔を作りかえられる特異体質の女の子が、男にふられた腹いせにその彼女の顔とか、転向してきた不良の女の子の顔そっくりに自分の顔を変えて、学園中を恐怖のどん底に陥れる…というオハナシ。荒唐無稽っつーか、あほらしいっつーか…ちょっとノーコメントな映画でしたね。
でもちょっと考えさせられるところがないわけでもなく…ラストシーンで、顔泥棒の女の子がモトの自分の顔のお面(写真に取ったものを厚紙に貼り付けたようなもの)をつけ、その女の子を冒頭でフッた男の子も同様のお面をつけて商店街を二人で支えあいながらよろよろと歩くシーンがあるんだけど。現実にそんな人がいたらめっちゃ違和感がある…と思いきや、そのシーンを見るとそんなに違和感がないんですよ。映画の全編に「人の顔は大事なもの」っていう大前提があって、それでみんなその女の子に怯えるんだけど、そのラストシーンを見たら「本当にそうなのかな」って思ってしまいました。だって例えばおれっていう人間は一人しかいないし、おんなじ顔をした人間が他にいたとしても、そいつはおれではないしさ。顔なんて所詮「仮面」なのかなー、などとも考えましたね。
興味がある人は見てくださいな。絶対レンタル中じゃないと思うし。お勧めは…できないけど(笑)。


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