見知らぬ駅のホーム。目の前を快速だか特急だかがゴーゴーと容赦なく通り過ぎていく。この赤い電車は・・・?京急である。西大島のベースの家から平塚にあるおれの家に帰るのにナゼ京急?「花月園前」という駅。ナゼ今おれはここにいる?などとぼんやりと考えていた。時刻は12時半。状況を把握しないといけないと思い、まともに考えようとしたら、正常な思考をさえぎるように猛烈な吐き気が。駅のホームのゴミ箱に吐く。2度、3度・・・。さらに激しい頭痛が。また吐く。
なにしろ電車がもうないということはわかったので、とりあえずよろよろと駅を出る。なぜか京急線の切符を買っていた自分にまたびっくりしたりして。駅からの歩道橋を降りたところにファミリーマートがあり、ポカリなど買う。ポカリを飲みながら途方に暮れる。自分は川崎と横浜のちょうど中間にいることはわかった。タクシーで平塚に帰るのは辛すぎる。かといって明日は仕事だし、ゆっくり休んでこの体調をなんとかしないといけない・・・などといろいろ考えて、どこか安いホテルに泊まろうと決心した。
通りかかったタクシーを止めて「どこか安いホテルまで行ってください」とお願いする。「川崎までいけばあるよ〜」との言葉にちょっと安心して、車に揺られる。運ちゃんもこんな見た目からもろに泥酔客とわかってしまう客をよく乗せてくれたよ。乗ってしまうと、もう起きていられない。ひどい頭痛と闘いながら何分くらい乗ってたんだろう。気がつくと「カプセルホテル」の文字。
入社してすぐの頃は平日でも夜通し遊んだりして、カプセルホテルには何回か泊まったことがある。「今日もカプる?」「いや、やめとく」ってのは結構、日常的なやり取りだったな。それ以来だから・・・もう10年ぶりくらいになるのか。1泊3000円・・・安すぎ。チェックインしてすぐに棺おけのようなベッドにもぐりこむ。吐き気がして、何度となくトイレに吐きにいったりして。胃の中がすっかりからっぽになっても、吐き気は止まらない。浅い眠りと頭痛、吐き気が交互に訪れる。最悪の一夜・・・(←自業自得)
明け方ようやく風呂に入って、そのまま会社に向かうことにした。こんなときスーツ着ないでいい仕事ってのはいいね。ホテルから川崎駅まで徒歩5分、川崎駅から職場のある新子安までわずか2駅。出勤は正直楽だったなー。午前中までは吐き気がいつ来るかと心配だったけど、午後にはようやく復活した。
っていうか、おれ、何回同じことをやるんだろう。毎回、学習して反省したような気でいるけど、同じことを繰り返している。今回はちょっと自分のバカさ加減に嫌気がさしたね。さすがに。
昨日ビデオ会に集まってた人で、この日記を読んでくれている方。本当にゴメンナサイ。反省してます。もう酒はやめます(当分の間)。
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