弱い者に肩入れすることを「判官びいき」というが、おれは結構判官びいきする人間である。これは結構、幼いことから見ていた高校野球の影響が大きい。
甲子園って、山奥から出てきた初出場の公立校とかにアナウンサーも解説者も肩入れするきらいがあるじゃん?そんな学校が勝ち進んだりすると、「さわやか旋風」なんて言って盛り上がったりとか。NHKが放送してるってのもあるかもしれんけど。だから自然にそういう考えが染み付いてしまって。
ワールドカップなんかテレビで見てても、おれはやっぱり前評判の高くないチームを応援してたりする。フランスが負けた試合とかでも、ちょっと嬉しかったりして。
ところが同じNHKの解説でもサッカーの場合は強い者の味方なんだよねー。アナウンサーはともかく、解説者って。有名な選手がゴールを決めると「いやあ、さすがです。私は彼はやると思ってましたよー」みたいな。有力チームが勝ち進んだほうがいい選手を長く見られていい、っていう雰囲気もあるね。それは確かにそうなんだけどね。
プロとアマの違いというのはあると思うんだけど、同じNHKでここまで違うというのは驚くよ。強いチームのいいプレーは見たいけど、それを打ち破る思いがけないチームの活躍が見たい。日本代表の試合はその意味でも楽しみ。がんばってほしいものである。
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