つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年02月10日(月) 「ブラックホーク・ダウン」

本当はこっちを「恋する〜」よりも先に観たのに、どうしてもインパクトの強さから、「恋する〜」のレビューを先に書きたくなってしまったワシです(^^;)

さて、あらすじ。
1993年、国連のPKO活動の一環としてソマリアの内戦に送られたデルタ・フォースの兵士たち。内戦鎮圧を目的として、ソマリアの軍事独裁政権の幹部を誘拐しようと、上からの指示で内戦の最も激しい首都へと送り込まれたが、目論見が外れ、一斉砲火を浴びることとなる。順調に進めば一時間で基地に戻ってこれると思っていた若きレンジャーたちは、装備も甘く、実戦経験のないものさえ少なくない。迎えにきたヘリは落とされ、民兵たちは死んだ兵士にむらがり、死体をなおもいたぶる。
孤軍奮闘の色が濃くなっていくなか、彼らは生き残ることができるのか?実話を基にした、戦争映画。「ハンニバル」と同じく、リドリー・スコット監督作品。

で、ジョシュは、初めて一班を任されることになった、若く誠実な兵士役。切ないです。も〜〜〜、目で語る男め!むむぅ。
しかしな〜驚いたのは、予告とかポスターとかで「ジョシュ、ジョシュ」とばかり書いてあるし、ジャケもジョシュだけだから「見所はジョシュだけ?」と思っていたら、とんでもない。ユアン・マクレガーは出てるは、トム・サイズモアとかサム・シェパードとか有名どころがボッコンボッコン出ています。あまりにもたくさん出ているもんで、微妙に役職に区別がついてない人がチラホラ・・・(^^;)
でももうねぇ、なんちゅーか「戦争反対」としか言えんわけですわ、こういう戦争映画観るとさ・・・。他に浮かばんもの、ホント。墜落した飛行機に生き残ってる人がいるかもと、群がる民兵の中、死ぬのを承知で二人で降りていく兵士さんたちは、実際のところ死後勲章をもらったらしいけど(ちなみにそのおかげで生き残ることが出来た人がいたのがせめてもの救い)、勲章もらってナンボ?っつーか、死んで花実が咲くものか〜〜!と思ってしまうの。でさ、映画とかだと「一人も残さず連れて帰る!!」みたいになってるけど、実戦だったらきっと、一人を助けるためには小隊は動かないと思うんだよね・・・。そして、出撃を命令した人は司令室で生き残るのさ・・・。オメーが行けっツーの。もう〜〜。

全編緊迫、手に汗握る作品です。アカデミー受賞しただけあって、戦争の臨場感はすごいものがあります。ふいうちの銃声に、ソファの上で跳ねたよアタシャ。

でもやっぱり戦争モノは苦手じゃ〜。そしてホンモノの戦争は絶対に許せない〜。しかし、内戦干渉ってどういうもんだかねぇ・・・。そういう日本は昔内戦ばっかりしてたんだけどさ。もしも戦国時代に国連があって「戦争なんてやめなさ〜〜〜い!」っつって、銃を乱射されたら、日本人だったらどうしてただろうね??でも、きっとそういう感覚でしょ?ソマリアの人にしてみればさ・・・。

とはいえ、北朝鮮のようなトコロに住んでいる人に「あんたらが二言目には偉大だと言っている将軍様は海外ではこんな評価だし、あんたらの国も相当なこと言われてんのよ〜」と言ってやりたい気持ちもちょっとはある。


あ〜〜〜、でもイラクのこともそうだけど、安易に武力に走らないで欲しいのよう(>_<)!ブッシュのバカバカバカ〜〜〜〜!!

というわけで、アナンさん頑張ってくれい!




・・・・そう考えると、いっそフセインを暗殺・・・とか思ってしまうワシもそうとう短絡的かもしれないわ・・・(−−;)む〜〜ん、大差ない。


全てを丸くおさめるのは難しいのである・・・・。むむむぅ。


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