つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年03月02日(日) 「ISOLA〜多重人格少女〜」

なんでまた・・・というくらい、中途半端に前の邦画です(笑)

一応、多重人格モノという前フリだったので借りたのですが、公開当時は木村佳乃が主演ってことで観なかったんだよね・・・。いや、彼女の顔とか声とかは好きなんだけど、でもあまりシリアスな演技が上手いとは思わないのでのう・・・。いやでも存在としては好きなんだけども・・・むむぅ。いまいち役に恵まれてないような気がするなぁ。もったいない。

で、あらすじ。
由香里(木村佳乃)はエンパス(周囲の人の感情を読むことができる)という能力を持つ超能力者。その能力ゆえに孤独な人生を送ってきた。そして、自分の存在理由を求め、ボランティアとして阪神淡路大震災の救済センターで働いていた。しかし、寝てる間も周囲の人間のダークな部分の感情がどんどんと流れ込んできて、寝ることさえもかなわない由香里。そんな由香里が倉庫で一人眠っていると、それを発見した同じくボランティアで、臨床心理士をしている浩子が自宅へと招いてくれる。
由香里はそこで、13枚の木の絵を見せられる。全く表現方法の違う13枚の絵は、実は一人の女子高校生によって描かれたものだと聞かされ驚く由香里。しかし、そんな由香里も、浩子の感情の流出に耐え切れず、薬で自分を抑えようと必死になるのだった。
そんなある日、由香里はその多重人格の女子高校生・千尋と出会うことになるのだが、彼女の中の13人目の人格は他の12人とは異なり、周囲を破滅へと追い込んでいるようで・・・。

とまぁ、こんな感じ。他にも色んな要素が絡まっているのだけど、それを書いてたらキリがないのさ〜(^^;)
でね・・・ネタバレなんだけどね・・・。



なんだあのオチは〜〜〜〜(>_<)


ぶーぶーぶー。
原作は面白いと評判らしいですが、映画は・・・・(−−;)だって、黒澤明の孫だかなんだか知らんけども、黒澤優は演技力皆無だし(っつーかさ、なんでズブの素人の新人に、13人も人格を演じ分けなくちゃいけない役を回すのさ)、他の出演者が木村佳乃に石黒賢じゃあ、緊張感無いわ〜〜〜(>O<)!もそっと「テレビ垢のついてないキャスティング」にしてよ〜〜。
しかもね、多重人格に超能力が加わって、最終的なオチが幽霊じゃあ、納得も行かないでしょ〜?多重人格ものなんだったら、ちゃんとそっちの方で決着つけてくれないと、真剣にみてる分アホらしいっちゅーの!もしもどうしてもそっちの方向に持って行きたいんだったら、もっとリアル感が欲しいさ!
貴志祐介も、これで納得したんかいの??ワシが原作者だったら泣くかもしれんで、あれは(^^;)ワシが過去見た中では「パラサイト・イブ」に並ぶ駄作だわね・・・救いようがない・・・。

ネタが面白いっつーのは、その分演技力が試されるもんだっつーことを分かって欲しいわ製作者側よ・・・。あ〜あ、面白い多重人格モノが観たいな〜。


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