2003年03月04日(火) |
「サウンド・オブ・サイレンス」 |
いや〜、ビデオで一週間レンタルになるのを待ってたんですよ〜(笑)。 観る前からワシの母好みであることはよく分かっていたし、ワシ自身としても面白そうだったので、迷わずレンタル♪
さて、あらすじ。
NYで金持ち相手の精神科医として働くネイサン(マイケル・ダグラス)の元に、友人で同じく精神科医をしているサックスから病院に来て欲しいと連絡が入る。折りしも時はサンクス・ギビング(感謝祭)の前日。アメリカ全土が連休に入る直前になんでまた・・・と思いつつ、ネイサンが以前勤めていた病院を訪ねると、そこには10年間精神病院に入り続けていた少女エリザベスがいた。 「明日までに、彼女に回復の見込みがあることを証明しないと彼女は一生病院のベッドにしばりつけられることになる」 と告げるサックス。ネイサンは「そんな無茶な」と病院を後にするが、なんと翌日、ネイサンの一人娘が誘拐される。 誘拐犯曰く、午後五時までにエリザベスから、ある「6桁の数字」を聞き出したら娘を解放すると言われるのだが・・・。
とまぁ、こんな感じ。精神科医が主役ではありますが、サイコものではありません。エリザベスはその「6桁の数字」を追う犯人たちから自分の身を守るために、精神病患者のフリをし続けているということなので、純粋な「タイムリミットつきサスペンス」ということになります。期限付きということでテンポもよく、誘拐されている娘と、家で(骨折のため)ベッドに寝たきりの奥さん、さらにネイサン、そして事件に別方向からアプローチしている刑事の四方向で話が流れる構成もなかなかスリリングで面白いです。 一番初めに、犯人が「なにを求めているのか」ということも明らかになっているし、不必要な謎はすべてとっぱらわれているので、余計に観やすいのかもしれません。サスペンスものの初心者の方も、サスペンス好きの人も楽しめるのではないかと思います。 また、エリザベスは可愛いし、ネイサンの娘も聡い娘さんだもんで、「イライラしない」というよさもあります。だから余計に「スカッ」とするのかも。
話はちょっとそれて、タイムリミットつきのサスペンスというと、ワシが思い出すのが、ジョニー・デップの「ニック・オブ・タイム」です。これも、娘を誘拐された父親が90分以内に女性州知事を暗殺しろと命じられ、娘を取り返すべく奔走する映画なのですが、この映画の面白かったところは、「本当に映画がリアルタイムで流れていく」という点でした。要は、タイムリミットが90分と告げられてから話が終わるまで、本当に90分なのです。タイムリミットが近づいているってことが、自分の時計をみると分かる分、見ているこっちも「手に汗握る」状態でハラハラいたします。 ただまぁ「なんで暗殺に素人を・・・(^^;)」という疑問は残りますが、そういうコトなんだから、そういう気持ちで観よう!と言いたい(笑)しかも、何度もジョニーが助けを求めようとしたりするんだけど、なかなか回りに伝わらなかったり、はたまた意外な方向に話が流れたりするんだね〜。なんつーか、サウンドノベルみたいな感じで、 「どうする?」 という状況で選択肢を選んでるような感覚・・・といえばいいのかな? 1995年の作品なのですでにもう8年近く前の映画ですが、きっと今見ても面白いんじゃないかな〜と思います。ワシもまた見てみようかな♪
ってな感じで、やっぱりサスペンス好きのワシでありました。ほほほ。
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