つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年04月25日(金) 「プロフェシー」

母がリチャード・ギアを好きなもんで(^^;)早速借りてまいりました。
ワシとしても売り場に入荷したときから気になっていたので、まぁ、売れる要素があるのかどうかっつーことを確認するためにもね(笑)。
一応、実際に起こった不可解な事件をひとつの解釈の元に映画化したものだそうです。


ワシントン・ポスト紙のやり手記者ジョン・クライン(リチャード・ギア)はクリスマスイブの夜、愛妻メアリーと共に新居候補の物件を見に行く。すっかり気に入った様子のメアリーに、購入を決め、アパートに戻るその道上。突然ハンドルを握っていたメアリーが事故を起こす。
ひどく頭を打ち病院で目覚めたメアリーは「あれを見た?」という言葉を残し、間もなく息を引き取る。その後、メアリーが入院中に描いていたという不気味な絵に、ジョンは疑問を持たずにはいられなかった。

それから二年後、ジョンは仕事で知事に会うためにワシントン,D.C.からヴァージニア州のリッチモンドに向かうことになる。しかし、一時間後真夜中に彼がいたのは、リッチモンドからはるか離れたウェスト・ヴァージニア州のポイントプレザント。しかも移動中の記憶は彼には全くなかった。
真夜中、誰も通らない田舎道の真ん中で突然バッテリーがあがり、しかも携帯も電源が入らなくなる。しかたなく、近所の家を訪ねると、いきなり家主に銃をつきつけられ、「またきたか!」と言われる。
警察が呼ばれ家主のゴードンに話を聞くと、ジョンがここ三日の間、毎晩2時半にやってくるというのだ。全く身に覚えのない話に驚くジョン。警察はジョンの無実を信じてくれたが、警察官のコニーが言うには、ここしばらくこんな不可解な事件が起こり続けていると言う。そしてそのうちの一部の人間が「あれを見た」・・・。
メアリーが残した謎のメッセージの意味は明らかになるのか!?そして、ジョンの身にも危険がせまるのか!?


・・・とまぁ、こんな感じ。
しかし、ワシは丁度住んでいたエリアだからいいんだけども、DCとヴァージニア、そしてウェストヴァージニアの位置関係がわかっていない母は、結構最初からトンチンカンだったようで(^^;)「ここどこ?」とか「どうしたの?」とかそんなことばっかり言っておりました(^^;)まぁ、そうよね〜。アメリカ人なら分からないわけはないような話だけども、「ポイントプレザントはオハイオとの州境あたりだよ」と言っても、オハイオがどこか分からん母には、さらなるミステリーになるだけなので、「ま。南にいこうとしたら、西に行っちゃったってことよ〜」と解説をしながら観ておりました。そんな感じなので、恐怖は半減ってとこね(^^;)
ネタバレで言ってしまうと、サスペンスではなくて、ホラーに近いし、しかしホラーと言ってもミステリーに近いって感じかな。そうそう、いうなれば「Night Birds」で「エンジェル・ハート(←知る人ぞ知る、ミッキー・ローク&ロバート・デ・ニーロの作品。結構好きだった)」って感じ。そう。悪魔モノです。
悪魔がこれから起こる事件を教えに来てくれるという、ありがたいのかなんなのかっつー話。かといって「悪魔はいるんじゃ〜!」と声高に言っているのではなく、さらには「悪魔」なんて言葉もでてきません。あくまでも「匂わせる」程度。言わずもがなで「は〜、悪魔か〜」と観客が感じるようにできている。

目に見えるものと見えないもの。見えなくても存在するものは存在する。
とまぁ、そういうことを投げかけているのだろうけども(^^;)。う〜ん、あんまり売れないのも納得かな。とりあえず「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」にはギリギリならずに済んでいたから、よかったね〜ってトコロかな?


まぁ、リチャード・ギアが好きなら、みてもいいかも。


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