2003年04月28日(月) |
「天使がくれた時間」 |
いやぁ。いままで気にはなっていたのですが、なんとなく観ずじまいだったのが、バイト先の女の子に「いいよ〜」と薦められて思い切って借りてみました。
がっ!
これは、「いい」じゃないです。
「すごくいい!!」です!
久しぶりにガッツンガッツン泣きましたよ。えぇ、寝る間際になっても腫れが引かないほどにね・・・(−−;)むむぅ。困ったもんだ。 なんというか、真の癒し系ってこういうことだと思うのですよ。 シーンの端々でジワッ、ジワジワッってこさせる。そして最後はドーンッって感じで・・・。思いっきり泣くんだけども、すごく心に染みるし、温かい気持ちになれる。ほのぼのと穏やかな気持ちに慣れる癒し系と違って、こっちは満たされる感じの映画です。
ではまずはあらすじ。 1987年。ジャック・キャンベル(ニコラス・ケイジ)は将来ウォール街でバリバリ働くような人間になるべく、ロンドンに研修に出ようとしていた。空港には見送りに来た恋人のケイト(ティア・レオーニ)。別れを惜しむ二人だったが、突然彼女が「やっぱりロンドン行きはやめにして、二人で人生を始めましょうよ!」と言い出す。「ここで別れたら、二度と一緒にはなれないような気がする」・・・と。 ジャックはそれに「たとえ100年離れていても僕たちの愛は変わらない」と残し、ケイトを振り切ってロンドンに行ってしまう。 そして、ケイトの予想通り、二人は別々の人生を歩むことになった。
13年後、ジャックはNYの大手金融会社の社長に納まっていた。高級マンションのペントハウスを独占し、車はフェラーリ、モデル並みの女性を転がし、仕事をバリバリとこなす。そんなクリスマスイブの夜、ケイトから13年ぶりに電話が来る。その電話を受け「電話を返すべきだ」という秘書、そんな一方で「昔の女なんて納税申告書と一緒。三年経ったら捨てるべき」という会社の会長。結局ジャックは会長の言葉に納得し、ケイトに電話をしなかった。 その夜、ジャックはふらりと入ったコンビニで、変な黒人青年と出会う。ひょんなことから、その青年と話すことになったジャックは、「僕は全てを持っている。これ以上必要なものなんかない」と言う。すると彼は返した。 「これから起こることは、全部あんたが招いたものだからな・・・」と。
ペントハウスに戻り、イブだというのに一人眠りに就いたジャック。 しかし、目が覚めたその瞬間、ジャックが居たのは、自分が歩まなかった「エリートコースを蹴って、ケイトと結婚した自分」の世界。郊外の小さな一軒家に住み、子供は二人。タイヤ屋に勤め、趣味はボウリング・・・という、自分の知らないもうひとつの自分の人生だった。
・・・とまぁ、こんな感じ。これ以上はとても語れない!!語っちゃいけないのです!観てほしいから・・・♪ まぁ、原題が「THE FAMILYMAN」ということからも分かるけれども、バリバリのビジネスマンがマイホームパパになってしまうという話なのですね。でも、決してコメディではありません。そりゃ笑うポイントはイロイロあるけれど、それがどれも「愛しい〜〜〜(>_<)」って感じなのです。平凡だけども愛に満ちた家庭がこんなにも愛しく尊いものかと、考えさせられる映画です。子供はムチャクチャ可愛いし、近所の友達もイイヤツで。あ〜〜もう!思い出すと泣けてくる〜〜〜(TT)。
愛し愛されるって、すごいことだよね・・・・と、遠い目をしながらに思ってしまうワシでありました。ふぅ。
ちなみにワシがオススメのシーンはニコちゃん(ジャックね)がビデオを観る場面ね。あれが最高。そして、娘のアニーとジャックのやりとりもすごく好き。子役の子、本当に可愛いです。誘拐したくなるほどに!!
あ〜〜もう! 癒されたい人、ステキな恋愛ものを観たい人、人生つまんないなと思っている人! みんな観て〜〜〜!!
★★★★★のチョ〜〜〜オススメ!
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