つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2008年01月12日(土) 『キル』(妻夫木版)

はぁ〜、やっと風邪が治ってきたよ〜♪うきうき♪

そんで、今日はBunkamuraで野田秀樹の「キル」を観てきました♪

うひ〜〜!ナマ妻夫木ですよ!!可愛えぇのう〜〜〜(*^。^*)

キルは三回目の上演で、初回&二回目は主役のテムジンは堤真一さんだったのですが、三回目にして妻夫木。ほぉ〜、ちょっと路線が変わりましたな。

ここで「キル」を知らない人のために、簡単なあらすじを。

モンゴルのチンギスハンの生涯と、ファッション業界を重ね合わせ、野田秀樹テクの言葉遊びを絡めた愛と笑いと涙のドラマ・・・・・・・・・・・・っと、これじゃああらすじになってない(^^;)?

チンギスハンの生涯を知っている人なら、おそらく上記で問題はないかと(笑)。

ある日、青き狼の血を引くファッションデザイナーのイマダに一人の息子が生まれる。しかし、妻トワの産んだ子供に、イマダは愛情を注ごうとしない。というのも、トワは敵デザイナーに略奪され、イマダがトワを奪い返した時にはすでに身ごもっていたのだ。
イマダは息子に敵デザイナーの名であったテムジンと名付け、息子を愛することなく子供は成長。そんな時、西からやってきた敵デザイナー、コムサ・デ・カルダンによって父は討たれ、側近の結髪も敵の手に落ちる。
大人になったテムジンは父への憧れと、青き狼の血を引くもののプライドを胸に、自らもデザイナーの道へと進む。そして、コムサ・デ・カルダンを討つのだが、その時に結髪が連れ帰ったモデルのシルクに一目ぼれ。しかし、有名デザイナーになった(とはいえ、粗野粗暴で言葉も知らない)自分になびかないシルクをものにするために、結髪がラブレターの代筆をすることになるのだ。
が、一方のシルクもまともに字も書けず、実はテムジンへのラブレターの返事も結髪が書くという不思議なことに。
晴れて想いが通じた(?)二人は、結ばれることになるのだが(笑)、手紙の文面とあまりに違うテムジンの様子に戸惑うシルク。
さらに晴れて結婚となるのだが、その日、シルクはバンリの収める絹の国に連れ去られる。そして、テムジンが絹の国を滅ぼしシルクを取り返すと、既にシルクは身ごもっており・・・。

とまぁ、こんな感じです。
チンギスハンの時のモンゴルは主に略奪婚だったそうなので、他の部族の綺麗な嫁さんとかを奪うことは、珍しい話ではなかったそうですな(^^;)すごい話だけども。
まぁ、それをベースに、テムジンの苦悩と葛藤を描いた作品です。


堤さんの時は、野性味があって、青き狼っつーのも、粗野粗暴っつーのも雰囲気出てたんですけども、ブッキーだとあまりにも可愛いもんだから、下ネタがワイルドに飛び出すと、いろんな意味でドギマギしてしまったよ。っつーか、この作品下ネタ多いしね(笑)。
シルクの方は、一作目羽野晶紀、二作目深津絵里で、今回ヒロスエなんですけども、シルク役っつーのはいつも高音ぶりっ子ボイスをキープしなくちゃならないので、大変だなぁと(^^;)ヒロスエは正直好きではないですけれども、今回は結構ハマってたと思います。はい。感情表現はストレートな役なので、やりやすいかと。

にしても、この作品は「先ず、結髪ありき!」なので、結髪が舞台の鍵を握っているわけなのですよ。前回の古田新太とか、前々回の渡辺いっけいさんとかもう最高だったもんなぁ。で、今回は勝村さんで、ワシ的にはなんの文句のつけようもございません。勝村さん大好きなもんで。
っつーか、いっけいさんと古田新太と勝村さんが一同に会する舞台があったら、絶対に観たいよ、ホント(>_<)!
毎回毎回、結髪には本当にいい役者さんが配されてて、アチキは幸せでありんす・・・♪

にしても、もう3回も観ているのに、話の筋もセリフも大体わかっているというのに、毎回泣かされます。ラストにはもう号泣です。すごいねぇ・・・。同じように「半神」にも泣かされるんだけどね。分かっているのに(TT)。

モンゴルの青い空が美しすぎるっす・・・。

観たことのない方はぜひぜひ!
チケット高いけど(笑)、その価値はあるっす。
今回は、衣装もすごくよかった。可愛いです!



はぁ〜、やっぱり舞台はいいねぇ〜。


 < 過去  INDEX  未来 >


乙姫 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加