信仰

テレビで、ジャンヌをやっていた。
この作品は、映画館に行って、一度見ているのだけれど、もう一度、じっくり見てしまった。

信仰って、難しい。
人を救うはずのものなのに、為政者や、力あるものの手で、簡単に歪められてしまう。
ただの、人身を操る手段に成り下がってしまう。
真の宗教は、素晴らしく崇高なもののはずなのに。

周りに誰も頼るものがいず、絶望の底に追い落とされたときに、
人が編み出した最後の手段が、信仰。
きっと、誰かが編み出したものに、賛同しているだけじゃ駄目なんだろう。

その教えを、完全に理解して、自分のものとしたときに、初めて信仰と呼べるのだと思う。
それが出来ないのであれば、自分で編み出すしかない。
その教義が、他人に害をなすものでないのであれば、それは、その人の宗教となりえる。

人は、突き詰めれば、孤独な存在であるのにも関わらず、
一人では生きられないという、矛盾を抱えている。
この矛盾をいかにして解決するかが、大きな目標なんだろう。

難しいな。
2002年02月01日(金)

日々 / いけだ