復旧・・・? |
なんとか、インフルエンザから復旧したようです。 心配していただいた皆さまに、心よりの感謝を。
出歩く元気なんて、針の先ほどもなかったので、ずっと寝床にいたのですが、 こういうときには、読書がはかどるはかどる。 結構な量を読んだので、一気に感想などを。 あ、ここで、たまに書いている本や音楽の感想ですが、森博嗣さんの手法をお手本にしています。 面白い、名作だ、と思った作品のみを紹介するといった手法です。 つまらなかったり、良くなかったものを紹介してもしょうがないので。
-- 読んだ本
運命の剣 マーセデス・ラッキー著 山口緑 訳 創元推理文庫
評:タルマ&ケスリーシリーズの最新刊。 じつは、ヴァルデマール年代記という壮大なシリーズの一編らしい。 本シリーズは、男性が読むより、女性が読んだほうが心のより深いところに響くような気がする。 心理描写や、行動描写が、素晴らしく巧み。
捩れ屋敷の利鈍 森博嗣 著 講談社ノベルス
評:外伝的な作品。 言うなれば、ワトスン役が、探偵を務める話といったら良いか。 西之園萌絵と保呂草潤平が主役を務め、瀬在丸紅子と犀川創平はおまけ程度にしか出てこない。 推理の切れ味や、スピード感は多少薄れ気味だが、読んでいて楽だった。 メビウスの輪をモチーフにした捩れ屋敷には、僕も入ってみたい。
竜飼いの紋章 久美沙織 著 ハヤカワ文庫
評:ドラゴンファームシリーズの第1巻。 ドラゴンが出てくるところから、ばりばりのファンタジィを想像したが、そうではない。 むしろ、ヨーロッパ辺りの片田舎にある牧場を舞台にしたお話のような、 そんな牧歌的な雰囲気あふれる名作。 久美沙織といえば、ゲームのノベライゼーションしか知らなかったので、 こういう作品も書けるんだということが分かってよかった。 続けて読んでみようと思わせる作品。
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2002年02月17日(日)
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