完治!・・・かな?

2日ほど、安静にしていたおかげか、だいぶ楽になった。
熱も、もう上がってこなくなったし、咽喉も痛まなくなった。
やっぱり、お医者さんは偉大だなぁ。

病床で、またたくさん本を読んだので、ざっと紹介。

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読んだ本

 魔石の伝説1 テリー・グッドカインド著 佐田千織 訳 ハヤカワ文庫FT

 評:魔道士の掟シリーズの続編。
   前作のエピローグから始まるストーリィは、突然の魔物からの戦いから始まる。
   相変わらず、お話の流れがすさまじく上手いので、一気に没入できる。
   これから、どのような展開になっていくのか、すごく楽しみ。

 三月は深き紅の淵を 恩田陸 著 集英社文庫

 評:恩田陸らしからぬ、一貫性のない、実験的な作品。
   4つのストーリィを、架空の本である「三月は深き紅の淵を」に絡めて進んでいくのだが、
   いつもの切れ味があまり感じられない。
   しかし、物語全編から、妖しく、不可思議な雰囲気がひしひしと伝わってくる。
   読後に、しばし呆然としてしまった。
   名作。

 魔術探偵スラクサス マーティン・スコット著 内田昌之 訳 ハヤカワ文庫FT

 評:おっさんの、落ちこぼれ魔術探偵がトラブルに巻き込まれるというお話。
   何が素晴らしいって、訳者が素晴らしい。
   おっさんくさい、べらんめえ調で訳してあるのだが、これがぴったりはまる。
   情けなくて、鈍感で、でも憎めない、そんな主人公をよく表してある。
   内容も、すいすい読める、軽いコメディータッチで、肩ひじ張らずに楽しめる。

 竜騎手の誇り 久美沙織 著 ハヤカワ文庫JA

 評:ドラゴンファームシリーズ第2作。
   やはり、ヨーロッパの片田舎を想像させるような牧場を舞台に、
   竜たちとの生活を、色鮮やかに描いている。
   ディー・ディーがいいんだよな〜。
2002年02月22日(金)

日々 / いけだ