言葉の進化

言葉では、伝えきれないことってたくさんある。
だけど、僕たちが持っている情報伝達の手段といえば、言葉しかないわけで。
言葉の進化を信じたい。
全てを伝えられる言葉が出てきて欲しい。
自分でそれを作りだすことが出来れば、最高なんだけどな。

日本語という言葉は、良い言葉だと思う。
他の言語が解って言っているわけではないから、無責任極まりないんだけれど、
少なくとも、英語に比べれば、日本語の方が表現力に優れていると思う。

この前読んだ、日本語を反省してみませんか、と言う本にも書いてあったことだけど、
日本語は、方言をいっぱい取り込むことで、更なる進化を遂げると思う。
方言って、すごくおもしろい。
その地方ならではの、独特の表現が、たくさん詰まっている。
すごい宝の山なんだ。

それをすたらせているのは、テレビなどのメディアだと考える。
あれって、ほとんどの人が標準語を喋り、方言を笑いものにしているから。
ま、関西弁だけは、なぜか別格扱いされているから、すたれないけど、
それでも、標準語に近い関西弁になりつつあるような気もする。

標準語って言うのは、利便性を高めるために開発された言葉だから、
表現力には、どうしても乏しくなっちゃうんだよね。
じゃないと、喋るのが大変になっちゃうから。

いろんな地方の、いろんな表現を取り入れてこその日本語だと思う。
標準語は、あくまで基本の枠組でしかない。
芸術の域まで、言葉の質を高めるために、方言をもっと活性化して欲しいな。

2002年03月14日(木)

日々 / いけだ