| 本の読み方 |
昔から、僕は本を読むときには、常に映像で読んでいます。 活字を追いながら、頭の中で映画を見ている感じ。 エッセィでも何でもそうです。 なので、まだるっこしい展開はちょっと苦手です。 必要最小限で、的確な状況描写があり、後は会話が多い方が楽しい。 会話のシーンも、特にそういった描写が無くても、頭の中で展開されている映画では、キャラクタたちの表情がくるくる変わっています。困っていたり、笑っていたり、意地悪そうだったり。 それにつられて、自分の表情も変わっちゃったりします。 なので、公共の場ではあまり読めないのです。 だって、本を読みながら、困ったり、怒ったり、にやついたりしている人って、ちょっと、ね。
視点は、基本的に主人公です。 神の目線で見ていることって、まず無いです。 なので、ミステリィとかで謎を解けた試しがありません。 探偵役に感情移入して読むことも多いのですが、解決までの道筋は別です。 解決編では、助手に感情移入していることが多いですね。
こういう読み方をしていると、読後の疲れがかなりあります。 しかし、良い作品を読み終えた後の充足感、満足感もかなりのものです。 現実的なリアルの作品よりも、ファンタジィやSFといった夢物語が好きなのも、こういう読み方をしていることに関係しているんだろうなって漠然と思います。
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2005年02月01日(火)
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