ハヤブサキロク


2005年01月25日(火) 暴れ姫。中学のとき仲良かった人。

 朝、5時に目が覚めた。
朝っぱらから、半身浴などをしてみた。
汗かくのが気持ち良い。

 朝、一生懸命支度しようとして動いてるのに、動きがのろい。
気付くとぼーっとしてて、動きが止まってる。
なんで?
なんで?

 朝、遅刻しそうだ。
吐き気がした。
頭を壁に打ち付けた。
何度も何度も。

 結局遅刻気味に家を出た。
学校着いたら、保健室へ。
とりあえず、1時間目は欠課。
2時間目は出席した。
これ以上結果次数増やせない授業だったし。
2時間目と3時間目の休み時間の終わり頃。
私は、女子トイレの個室に入った。
そこで、腕を切った。
最近はずっと押さえ気味だった。
傷口がバレるのが嫌で、薄い線ができるくらいで切ってた。


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 何箇所も何箇所も。
でも。
トイレは動きにくい。
カッターの刃が交換できない。
切れ味が悪い。
 とりあえず、腕から血を流して保健室へ。
手当てしてもらいました。
滅菌ガーゼやテープなどの消耗品は自宅から持ってくる。
これが、先生との約束。
滅菌ガーゼ、足りなかったけど。
ワイシャツも汚れちゃったから、洗って、保健室のストーブの前の椅子にかけて置く。
今回は思った以上に時間がかかって、3時間目は欠課に・・・。
 その後の体育は出ました。
男女別れて、女子はテニス。
10人のうち2人が休みと見学でいなかったから、体育やってたのは8人。
割り切れる。
なんとかなるかも。
って、思いつつ、後から言ったら、もう既にダブルスで4人3人に分かれてた。
しかも、3人のほうは、苦手な人のグループで。
「入れて」って頼めばそれだけなんだけど。

小学生の頃の記憶がよみがえる。

「仲間に入れて。」
「え、○○ちゃんに訊いてよ。」
「○○ちゃん、仲間に入れて。」
「私じゃわかんない、××さんに訊いて。」
「××さん、仲間に入れて。」
「△△ちゃんに訊いてよ」
「△△ちゃん、仲間に入れて。」
「あ、ごめん、○○ちゃんに訊いて。」
 永遠にたらいまわし。

「仲間に入れて。」
「・・・いいよ。」
周り見渡して、私が他に入るところがないことを知ってから、嫌な顔しながら、言う。

「仲間に入れて。」
「・・・・・・。」
無視。

「仲間に入れて。」
言えない。
こわい。
こわい。

 私はテニスコートのスミで泣いてた。
先生は女子のほうは見ていない。
泣いてるだけだとムダなので、泣きながらフェンスの紐をさがした。
少し集まったので、結んでみた。
約50センチ。
これで首吊りできるかなぁ、無理だよなぁ、とか考えた。
なんか、どうしようもないので、壁打ちを始めた。
まもなく、体育の時間が終わった。

 何で。
なんで。
クラスメイトに話しかけることができない。

 体育の後は、普通に過ごしました。

 部活に出ました。
部室に、私が座る席がちゃんと出来た。
そこは部員から離れているけど背は向けていない。
私は、やっと学校に居場所を見つけた。
もう、大丈夫。

 保健室の先生に、昨日のキビからの手紙を見てもらった。
「この人、ストーカー入ってるよ。無視だね。」
って言われた。
美術部の2年の子も「こわー。返事出すと変に期待しちゃいますよ?」って言ってた。
ちくわ(美術部の男子)も「何が言いたいんだかわかんねー、コレ。」とか言ってた。
 キビの件で、携帯に入ってる元中同じ人全部にメールを出した。
なんか、1つの話が出来上がりそうだから、ってか小話としてまとめるから、キビ関連の話は今日は省略。
 9人。
だけど、一人は、知らない間にメールアドレス変えたらしい。
割と親しかった子なんだけどな。
送った人全員からメール帰ってきた。
嬉しかった。
で、キビのこと以外に色々話をした人もいた。
 ある人は、明日学年末テストなのに、勉強プリントを学校に忘れた、って困ってた。
学校が市外だと大変だね。
 ある人は、センター失敗して、志望校のランク下げなきゃいけないって落ち込んでた。
何でセンターって一発勝負なんだろうね。
沢山勉強したのに、つらいよね。
 ある人は、統合失調症になって苦しんでた。
大学は受けなかったけど高校はちゃんと行ったみたい。
えらいね。

 最後に書いた人は、私が中3のとき、最も親しくしてた女の子です。
リツちゃん(仮名)、といいます。
最後にあんな別れ方するのは正直キツかった。
当時の高校入試のシステムは、
私立推薦→公立推薦→私立一般→公立一般
という感じで、2週間おきくらいに試験があったと思う。
クラスの人はほとんどが私立一般を滑り止めにし、公立一般を本命にしてた。
私は公立推薦で受かってしまった。
クラスメイトが受験中なのに何もしないのは嫌だったので、文集作る係りになって、必死に活動してた。
リツちゃんは、中3のはじめはかなり頭が良かった。
あの偏差値だったら、十分地区で一番の公立の進学校に入れた思う。
でも、だんだん偏差値が伸びなくなっていった。
受験の時期になって、リツちゃんは私立一般を本命にした。
シツケがきびしいのと、進学率が良いのが評判の私立高校に、りつちゃんは受かった。
当時ヴィジュアル系に興味があったリツちゃんは「受験が終わったら、髪を染めたい」と言っていた。
春休みに染めるんだろう、と思っていた。
が。
私立一般の合格発表の直後。
彼女の髪は茶色になってた。
クラスにはまだ、公立一般受験を控えたクラスメイトがたくさんいた。
受験を控えたクラスメイトは、髪を染めることなんてできない。
結果、リツちゃんはクラスの女子の反感を買いまくった。
私はリツちゃんの髪の色に驚きつつ、どっちに味方するべきか悩んだ。
悩んでいたら、クラスメイトの女の子側に引きずり込まれてた。
私が離れたことで、リツちゃんは、クラスで浮いてしまった。
数日後、リツちゃんの髪は黒くなってた。
だけど、私は、クラスメイトの女の子側にいた。
 ごめんなさい。
ずっと言いたかった。
でも、言えなかった。
私は、リツちゃんの奇抜な行動に振り回されて、リツちゃんのことが嫌いだと思ったことがあるけど、でも、リツちゃんなしでは、中3を生き抜くことができなかった。
後から気付いた。
リツちゃんは大切だ。
そして私は、リツちゃんが大好きだ。
 以前、中学の頃の片思いの人と連絡が取れたと日記に書いた。
彼は、リツちゃんと同じ高校だ。
そのとき、私は何度「そういえば、リツちゃんは学校でどんな感じ?」ってメールを送ろうとしたことか。
書いたけど送らなかった。
書いては消し、書いては消し。
送らなかった。
 きっかけはともかく。
リツちゃんに連絡をとることができた。
よかった。
私のこと、許してくれてないはずなのに、ちゃんと私と連絡取ってくれた。
嬉しかった。
リツちゃんと「2月になったら会おうね」って約束した。
リツちゃんからしたら社交辞令かもしれないけど、でも、2月になったら会える日を連絡しようと思う。
リツちゃんに謝りたい。

 リツちゃんはちゃんと学校行ってるって。
 私も、ちゃんと学校行こう。

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