徒然駄文
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…が再ブームだそうで。 昔々、まだとってもとっても若かった頃(笑)結構好きで ぽろぽろ読んでたりしました。 でも追っかけるほどでもなく、数冊入手後、 まあ、そのうちにと思っていたら いつの間にやら本屋から姿を消してしまっていました。 その後、もう一回ブームが訪れたようなんですが (黒澤氏が「まぁだだよ」を出した辺りですか) そのころは私は幼児や赤ん坊の育児に追われていて 本屋どころでなく、入手し損ね。 10月くらいにどこぞから文庫で全集が出るとか。 今手元にあるのだけを時々読み返しては 他のも読みたいなあ、と思っていたところなので嬉しいですねえ。
が、面白かったのが、そのことを伝えた新聞記事。 「癒しを求めて」百間がブームなんだそうです。 ううむ、よく分からない世の中事情。 と言うか、「癒し」という言葉と百間の文章とのつながりが よく分からない(^^;)
ちなみに弟が言い放った「ノラや」への一言感想。 「どこぞのじいさんが、居なくなった飼い猫のことを偲んで めそめそ泣いてるだけの話」…確かに「話」はそうかも(^^;) いや、私は何となく好きでしたけどね。 心に余裕がある時にしか読めないような気はするけど。
どちらかというと、エッセイより幻想小説(と言うのか)の類が とても好きでした。「昇天」とか。 凄い表現だなあ、文章だなあ、イメージだなあ、と思う。 昼間吹いていた風がぱたっと夕方になるとやむ、ただそれだけの 情景描写が百間先生にかかると、この世のものではないような 何とも言えない不思議な雰囲気を醸し出すのです。
でもどちらを取ってもなんで「癒し」になるのか分からない(^^;)。
まあ、読者が増えるのは良いことです。 本が売れれば絶版にもなりにくくなるだろうから。
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