愛があっても疲れる

2004年09月08日(水) Nowbody Knows

「誰も知らない」を観ました。
救いのない映画でしたね。
でも「巣鴨子供置き去り事件」が元ネタなら
実際の事件はもっと救いがなかったけど。

三女の死が映画では事故死だけど実際は違いますよね。
まぁ、映画だしドキュメンタリーではないし
事件をそのまま映像化したら堪らないものがあるだろうし。

「月イチゴロー」でゴローちゃんも言ってたけど
子供を主役に持ってきたところがよかったのかな。
演技をしてる感じではなくてドキュメンタリー見るよりも
ドキュメンタリーっぽいというか。

生まれてきても出生届けが出されなければ戸籍もないわけで
戸籍がないと当然就学通知も来ない。
たとえ死んでも埋葬届けさえ出すことが出来ない。
本当に「誰も知らない」っていうことなんですね。

結局この映画が何を言いたかったのかはわからなかったです。
特別言いたいこととかなかったかもしれない。
でもやりきれなさだけは残りました。
後味がいい映画ってことは決してないです。
疲れてない時に観ようと思ってて、でも疲れてない時なんてないし
「えいっ。」と思って観たらやっぱりどうしようもなく疲れた。
姪っ子と一緒にNINxNINもう一度観に行って浮上しよう。


「誰も知らない」を観てなんだか無性に
「TEAM」の9話を見たくなってビデオを引っ張りだしました。
「お父さんは迎えに来てくれるの?」
「お母さんはいつ迎えにきてくれるの?」
と泣きながら訴える子供たちを前にして
涙も鼻水も一緒に流してる風見君を見て思わずもらい泣き。
そんなノーツヨデーでした。


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nanako [MAIL]