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■ タビダチ
いつでも見切り発車を恐れ 旅の支度を整えるがごとく、自分を繕い、飾り
カバンの中には いつまでたっても自分には馴染まない物ばかり なのにいつもカバンは満杯。
電車は、 またゆっくり走りだす 目的と強い意志とプライドのある者だけ乗せて。
追いかけもせず、作り笑い
言葉を交わすことない他人と同じ電車を待つことは 運命共同体のようでいて、 じつはからっぽの時を過ごしていることを知る。
座るべきベンチなんてどこにもないことを知っている私は また少し微笑むことで、立っていられる。
いつからか、微笑みは孤独とさえ手をつないで 安らぎや喜び、心地よく脱力した時のしぐさは 一体全体どれなんだろう? 私の楽しい仕草を取り戻さなくちゃ! 持っていなかったのならば、手に入れて育てればいい。
そのためにまた、恋をしよう。
2003年12月03日(水)
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