オトナの恋愛考
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今日の私はまた仕事で東京。 この1週間、ひろは仕事が忙しく大変だった事を知っているから お互いに時間を作って30分でも1時間でも 逢いたい気持ちはヤマヤマだったけど それをあえて無理をしない方向へもっていく。
メールは毎日必ず朝の「おはようメール」から始まって 彼の仕事が終る夜中の23時から2時頃までは まるでチャットのように会話をする。
「あのね、今週は忙しかったの知ってるから 日曜は無理しなくていいからね。 その代わりもし都合が良ければ、26日のパーティーに一緒にいかが?」
私の知人が主催するレセプションを兼ねた ビュッフェスタイルのパーティーに誘った。
本心は、仕事のついでにバタバタ時間のない時に逢うんじゃなくて ちょっとお洒落して彼とゆっくり過ごしたいだけ。
それに今日は大切なお客様と会う約束をしていたので 仕事と恋愛をうまく両立できない私は 今日はビジネスに没頭したかった。
「26日の件わかったよ。僕も今日は自宅で仕事をしているよ。」と 彼から返信があってちょっと安心。
夕方、本社で大切な契約も無事に終って、 メトロの駅へ向かう途中彼からのメールが着信していた事に気が付いた。
「まだ、東京にいるのかな?」
まだ、いるよ。 離れてはいるけどいつもよりはずっと近い場所に。
それから1時間半後に家に着き、 何度かメールをやり取りしているうちに 私は返信途中で眠ってしまって、 朝気が付いたら彼からの最終の送信時間は午前2時。
「愛するうさちゃん。おやすみ。」
また1週間、私は元気に過ごす事ができる。
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