オトナの恋愛考
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2014年05月12日(月) |
梅雨前のリゾートプラン |
「来月は気の早い蛍に会いに行こう。」
ひろが忘れていて言い出さなかったら 私から「蛍の季節はまだこれからだったね。」と 催促しているみたいだから言うのはよそうと思っていたら 今朝のメールでそう送られてきた。
彼の会社と提携している私の地元で有名な リゾートホテルを予約したからと言ってくれた。
最近では当たり前のように毎月会っているけれど そんな風にきちんと予定を立てて非日常の贈り物をしてくれる 彼には本当に感謝している。
特に魅力的でも美人でも若くもないオンナに こんなにしてくれるオトコがいるだけで私の人生はなんて幸せなんだろう。 と本当にそう思う。
何度も書くけど、ひろと出逢ってから4年が過ぎて お互いになれ合いになったり飽きてきたりするのが本当だろうに まったく変わりなく律儀に丁寧に扱ってくれる恋人に感謝だ、うん。 私は彼の恋人なのかどうかそれはわからない。愛人、セフレ、何でも良い。 私たち二人は一緒にいると時間も忘れてしまうほど楽しいのだから。
10日前に逢った日に彼の将来の夢の話をまたしてくれた。 いろいろな事があったからもう諦めたのかと思っていたけれど 夢を失っていなかった事が嬉しかった。
5年後彼は早期リタイアをして故郷に帰るつもりだ、それも独りで。 そして彼の愛する郷土を守る為の事業を立ち上げる為に。
家族を東京にのこしていくのだから単身赴任みたいなものだろう。 その頃私たちがどんな関係に進化しているのか退化しているのか それは私たち自身もわからないけど真剣半分冗談半分にこう言ってみた。
「そうしたら私時々手伝いに行って良い? あなたの事業が成功するように応援したいの。」 私に出来る事は何もないけれど。
「本当に?嬉しいなあ。じゃあうさちゃんにできることいっぱいあるよ。 まず申請時の賛同者に人数が足りないんだよ、はいってくれる?」
「うん、よろこんで。でもあなたの地元にまったく関係ないのに変じゃない?」
「うん、全く問題なしだよ。頭数だから(笑)」
「じゃあゴースト賛同者だね(笑)」
などと冗談とも本気ともつかない会話があった事を思い出した。
私はひろの夢の実現に役に立つのなら嬉しい、と真剣に思った。 ただひとつ気になるのは私にはもう時間がない事だ。 5年後の私はいったい彼にとってどんな存在になっているのだろう。
そんな事を想う入梅前の肌寒い真夜中だけど 明日は真夏並みに気温がぐんとあがるらしい。 もう夏がきたかと勘違いをした気の早い蛍が目を覚ますのもそろそろだろうなあ。
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