インコの巣の観察日記
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2006年02月24日(金) 05-06 UEFA CUP ベスト32第2戦 エスパニョール対シャルケ 04 レビュー

金曜日、出勤途上の電車の中で友人に宛ててこんな風にメールを送った。

「しかし、あの時間に起きていて、女子フィギュアではなくて、

UEFA CUPのEspanyolを追いかけてた日本人って...何人いたんでしょう??(爆)」


すると、彼女の返信は...「ひとりだと思いますが(笑)」 

強く反論出来ない自分が悲しい...(爆) でも、Schalke04ファンも日本には居るわけだし、

恐らく...5人ぐらいはいたんじゃないかと、そう思っています。ってか、居てほしい...(笑)







朝、5時半に携帯がI was born to love youを奏でる音で目が覚めて、ボーッとした意識のままPCを立ち上げる。

少しずつ覚醒する私の意識...catalunya radioを呼び出して現在放送中の番組を選ぶ。

あぁ、聞こえてきたよ。Montjuicの夜空に突き抜けていくHimnoが...。

Jo t'estimo, Espanyol.

Ets l'orgull de l'esport

i de Catalunya gloria.

Jo t'estimo, Espanyol.

Espanyol






実況がこの試合の布陣について話してる。

あぁ...Pochettinoがいるんだ。

久しぶりの試合だと言ってる。今シーズン、出場試合はそんなに少なかったのか...

そうだね、LigaよりもCopa del ReyやUEFA CUP...CUP戦要員だからなぁ...。




そんな時、私の携帯がチャンピオンズリーグのAnthemを奏で始める。

ディスプレイには「通知不可能」の文字...国際電話だ!!



「もしも〜し、起きてますかーー?? Pochettino先発ですよぉ〜!!!」

Montjuicからの電話だった。



「起きてますよー!! Mauricioさん帰ってきたネー。結局5バックなの??

それとも両翼上げて3バック?? え!?Zabaletaくん、中やってるのぉ??」


と、早朝から異様にハイテンションで飛ばす私...。





ブーイングの指笛も、罵声も、歓声も、何もかもが、ダイレクトに伝わってきて...

ラジオの中継とは比べ物にならないほどにリアルだった。





わざわざ電話してきてくれて...本当に有り難う!! メチャメチャ嬉しかったんだから!!

Estadio Olimpicoの空気、ちゃんと私のところに届いたから。




頑張って早起きした甲斐はあった。LIVEってやっぱり良いなって、そう思った。

単なる自己満足と言えば、そうなんだろうけれど...

でも、私にとっては時差だとか距離だとか、そんなものは関係ない。



私は、間違いなく共有してたから。

Pochettinoたちと、そしてMontjuicにいる皆と同じく、

時間と場所とそして戦う気持ちを共有してたから。






Schalke04の2点目が決まった時「Espanyolの欧州での夢は潰えた」とLivetickerに書いたのはMarca。

多分、本当は1点目が決まった時点で潰えていたのかもしれないけれど、

それでも、もしEspanyolが2点を決めれば、延長戦そしてPK戦だったからね...。

でも2点目を奪われてしまうと...残り時間で4点獲る事は不可能だから。今のインコにそれだけの力はないから。




0-3と言う結果には、グチの1つや2つ、イヤもっと言いたいけれど、でも、

Zabaletaくんが先発したことと、そして何よりも...Pochettinoが復帰したこと、これを私は喜びたい。







「だんだん良くなってるし、心配しなくて大丈夫だよ。もうすぐ戻るよ。」と、

そう言ってくれた時の笑顔を思い出したから。

だから「お帰りなさい、Mauricio」と、そう言いたい。

そして...試合は負けてしまったけれど...それでも、私の声援は届いたと、そう信じたいな。







El partido de vuelta de los dieciseisavos de final de la Copa de la UEFA

23 Febrero 2006 Barcelona/España

RCD Espanyol de Barcelona 0 - 3 Schalke 04

Goles: 0-1, min. 54: Kuranyi. 0-2, min. 70: Sand. 0-3, min. 72: Lincoln.


Espanyol: Kameni, Armando Sá (Coro, min. 56) Lopo, Jarque, Pochettino, Domi (Juanfran, min. 67)

Costa, De la Peña, Zabaleta (Jofre, min. 67) Luis García y Pandiani.


Schalke 04: Rost, Rafinha, Bordon (Klasener, min. 78), Krstajic, Kobiashvili, Lincoln,

Ernst, Poulsen, Bajramovic, Asamoah (Sand, min. 65) y Kuranyi (Larsen, min. 74).


Arbitro: Tom Henning Ovrebo (Noruego).

Amonestacion: Armando Sá (min. 32) y Pochettino (min. 68)

Estadio: Estadio Olímpico de Montjuic

Espectadores: 18,100 (entre entre ellos unos 2.500 alemanes)


特記事項には、EspanyolのサポがSchalke04の過激なサポと衝突したって書いてあったのですが、

これって原因はEspanyolの一般ファンから遠ざけるつもりで、Schalke04サポに向かっていったって意味が取れるんですが...。

しっかし...こう言う試合こそ、ファンの声援が必要なのに...平日の遅い時間のキックオフってこと差し引いても、

相変わらず客が入らない...(涙)。あのスタジアムで18,100じゃ相当に空席目立ってるはずだよ。







Castillanoすらロクに理解出来ない私がCatalanを理解できるはずもないのですが...(苦笑)

私が聞き取った感じでは、決して前半は悪くはなかったんですよ。

グダグダな後半と比べるからそう感じるだけなのかもしれないけれど、

でも、チャンスがなかったワケじゃない。でも、その時にゴールが奪えなかったのが痛かった。


1ゴールでも決めていれば、スコアをタイするだけでなく、アウェイゴールの分だけ、インコが優位に立てた...はずなんだけど。




守備の方も、PochettinoがKuranyiに翻弄される場面もあったようだけど、

それでも無失点で乗り切った前半...でも「きっと、後半は持たないな」って思った(苦笑)

ダムの決壊、その予感があったんだよね。だってSchalke04の攻撃陣ってやっぱり厚いですから。

ケガ明けのPochettinoには期待出来ないし...(苦笑)






Mundo Deportivoの採点は以下の通りです。

5-3-2

Kameni **


Sá *

Lopo *

Pochettino *

Jarque **

Domi *


Zabaleta *

Costa *

De la Peña *


Luis García **

Pandiani *


Corominas *

Jofre *

Juanfran *




◇ リアクション ◇

Corominas

「うな垂れていてはいけない。もうSevilla戦に勝利することだけを考えなきゃ。

困難な時期にあるけれど、前へ進まなきゃいけない。」



0-0の時点ではまだ希望を持っていたようですが、「彼らの先制点でガックリきてしまった。

それでもう、試合に負けてしまった」
と、最初の1点で奈落の底へ落とされてしまったんですね。


そこから反撃するだけの気力を持てなかったと言うところが、今のチームの複雑さを物語ってる。

物事が上手く回ってるときには、逆転を信じていられるだろうから...。


「あまりに失点しすぎ。自分たちはLigaでデリケートな位置にいるんだから、これ以上失点し続けることは許されないよ。」



Jarque

「前半の出来は良かった。ボールへの寄せも早かったし...」としながらも、

「Schalkeが先制点を挙げれば、逆転するのは難しいことを知ってた」と。

だから、アレは...絶対にやってはらない先制点だったと言うこと。今更言っても栓の無いことですが。

さらに、失点したことにより、より攻撃的に賭けに出たけれど、それが裏目に出た、と分析してる。

またJarqueは「試合に負けたことが悔しいのであって、3失点したことが悔しいのではない」

「0-1で負けようが、0-3で負けようが、敗退と言う結果は同じ。3失点はロジックでしかない」
と、

って、そう取れる発言してるようなのですが、コレは私のスペイン語の理解が間違ってるのかな??






今日のオマケ

Zlatan Bajramovic...Sankt PauliだとかSC Freiburgと言うようなエレベーターチームで

プレーしていた頃を思うと...Schalkeのような強豪でプレー出来るようになって嬉しいな。









新しいマスコットらしいですが...ビミョー...

あぁ、お土産に買って帰ってきたインディくんのぬいぐるみの何と愛らしいこと!!(笑)







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