壁紙:しろくろねこの家さん
もうひとつの浪漫|
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「今から電話していいか?」
「ええ〜〜 いいけど いいけど」
心臓が口から飛び出しそうな私に携帯は容赦なく鳴る。
努めて落ち着いて出ようと思うけど声が裏返っている。
“ったくもー いい加減慣れろよぉ。”
どっかから 囁く声が聞こえた。
「元気か?」 「うん・・まぁ でも、余計熱出そう」 「声は元気だね 安心♪安心♪」
何気ない話だけど、受ける私は部屋の中をウロウロしてしまう。
恋と呼ぶには淡すぎて、かといって友人かと言うとそうとも言えない微妙な関係が、ぼんやりと続く。 それでも、こうやって気弱な時に そっと気にかけてくれる関係って 私の中ではとってもありがたい。
現実でもなく、かといって本当の仮想でもなく、プチバーチャルと呼べるあなたとこうやってぼんやりでいい ずっとのんびりやっていけるって、いい。
話が終る。 携帯を閉じる私の瞳に映る通話時間は2分を半分も超えていた。初めての“長い会話”
でもね、何、話したっけ・・・?あはは またがっかりさせちゃうかしら。気持ち、いっぱい いっぱいだったんだもん。
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いやぁ・・・S嬢に刺激受けてSSに挑戦したけど、難しいっす(汗) *あーにゃ*
あーにゃ
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