書くだけよ
相模麻琴



 

太陽が沈みかけ
その周りは
自然界にこのような鮮やかな濃い桜
そんな色・・・
しかしその上にはまだまだ
自己主張をすることを諦めない薄くなった蒼と・・・

二つの異なった色が美しい
自然に混ざり合う…

それはまるで
恋人達が
お互いに惹かれ
互いを重ねていくように…
自然に自然に…
なんて美しいことか!

そして
徐々に…
その赤みもかかったアノ魚のような色は
雲を支配し
薄青空にさくら色の斑点を創ってゆく
さくら色から濃いオレンジへ…
ああ…

もうじき
すべてが混ざり合い
あの日の夜がやってくる

君は
僕に
どんな話を聴かせてくれるのだろう…


2002年09月04日(水)
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