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■ 僕とワタシの腕 【写真】
傷が綺麗になってきた
つまり、
体液が出なくなってきた
ってコト
まだ数本の線からは出る
数え切れない線の数
しばらくは
きっとこのまま
消えないのだろう
この夏は
外に出るときは包帯を巻いていた
冬になれば長袖
包帯はいらないでしょう
腕の皮膚はボコボコ
切り傷だけじゃなく
ハサミでも刺した
そこは歪に丸く膨らんでいるわけだ
縦横斜点
色々な赤い線や点
かなり複雑で
数えることも出来ない
完治している傷も入れたらどれだけになるだろう
僕の存在はここにある
いつかは消える命のように
あの綺麗な腕はもう帰ってこない
そう考えると
少し
悲しく
涙する
ホントはこんな腕要らない
=======================相模麻琴
2002年10月13日(日)
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