書くだけよ
相模麻琴



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本当は嫌
病院なんて大嫌い
薬ばかりの病院
注射点滴沢山受けて
それでも正常に動かないワタシの頭と体
イコール精神状態

一番嫌いなのは自分
ワタシ

わたし

病気を盾にして
生きている自分が

そんな自分が大嫌いだ

でも
病気であるのは確かなわけで
そんな自分を隠すのも嫌で
でもそんな病気の自分を盾にして生きている自分が嫌で

人間誰しもどこかしら壊れているわけ
飛行機が100%の力で飛ばないのと同じように
だいたい70%で飛んでいるように
ワタシもキミも貴方も貴女も
だいたい60%の力で生きている

完全なんて『ありえない』事だから
完全な人間完全な状態完全なモノなぞ
そんなもんはこの世界この世にはないのだ

むしろ
「完璧」
なんてコトバで生きている人間なぞいたら
それは『不完全』なものであって
完璧、完全、100%なぞありえないわけで

スポーツ勉強に万能
そんな人間居ないでしょう
居るはずが無い
だって、勉強ができてスポーツが出来て
世界で有名な人って
居る?
居ないでしょう

トーマスエジソンはスポーツできたのかしら
キュリー夫人はスポーツできたかしら?
イチローさんはお勉強できたのかしら?
ベッカムサマはお勉強できたかしら?
バスケは上手かったのかしら?
シューマッハは自転車早くこげるのかしら?

歴史に名を残すことってそんなに凄いことなのかしら・・・

歴史は貴女にもキミにも貴方にもワタシにも僕にも
あるじゃないか
それだけで十分じゃないのかな

ワタシはわたしの時間を過ごし歴史を刻んでいる

アナタも歴史を明日刻んでる
イツモいつも

2003年11月30日(日)
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