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■ お別れ
心地よい眠りについたその時電話がなった
時計を見れば夜中の12時間近 何ごとかと受話器を取る
電話の主は次男 半分寝ボケたままの私 "どうしたの?"の問いかけに「起こしてごめんごめん」 少しの沈黙の後、飼っていたジャンガリアンハムスターまつの死を知らされた
朝は何ごとも無く元気だったのに。。。と悲しげに語る がぁ〜〜〜〜ん 眠気冷め切らぬ頭でまつに思いを馳せる じわじわ〜っとショックが広がる
これからまつを連れてそっちに向かうからと言葉を続ける 今年の2月一足先に旅立って梅の木の下に眠ってるうめの側に葬ってやりたいと言う 気持は分かるよ 分かるけど何もこんな時間にと思うも、今しか行けないと言う それじゃ気を付けておいでと再び布団に潜り眠りにつく
やがて次男到着、まつの弔いが始まった 私は懐中電灯で地面を照らし、次男はうめの墓石の隣に穴を掘る
うめと一緒でひまわりの種が大好きだったね だけどすぐに食べるうめとは正反対! まつは貯蓄型の貯めゴンだったよね
そんな話を交わしながら、次第に硬直してくまつをそっと撫でてお別れ ひまわりの種と藁と共に地中深く葬った
時は12月1日、午前3時 弔いを済ませとんぼ返りして帰った次男の行為は常識を逸しながらも、 可愛がっていたまつへの思いがこもった温かいものでもありました 合掌
2003年12月01日(月)
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