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■ にわか評論家
芥川賞受賞作品、綿矢りさの「蹴りたい背中」を読み終えた ど素人評論家としては、う〜〜〜んいまいちだったかな
流石に上手い表現だなと思う個所は多々ありき たとえば赤字の個所とか (以下一部抜粋)
頭の尾っぽを振りながら、絹代は机を囲んで大騒ぎしている雑草の束のもとへ走っていく。 どうしてそんなに薄まりたがるんだろう。 同じ溶液に浸ってぐったり安心して、他人と飽和することは、そんなに心地よいものだろうか。 私は余り者も嫌だけど、グループはもっと嫌いだ。 できた瞬間から繕わなければいけない、不毛のものだから。 中学の頃、話に詰って目を泳がせて、つまらない話題にしがみついて、そしてなんとか盛り上げようと、けたたましく笑い声をあげているときなんかは、授業の中休みの十分間が永遠にも思えた。
この辺りは私自身が群れないタイプだから、かなり同調できるし花丸 一貫して自分の感情を深く掘り下げて上手く表現してあったが、ちょっとばっか懲りすぎてる感じがした 私は簡潔で解りやすい言葉で、すっ〜と入り込んでくるような表現が好きです この作品はとっても乾いた感じがしたけど、ウェットな方が好きです たとえば山本周五郎作品みたいにね
偉そうに批評しちゃいましたが、小説が書けるってやっぱ凄いです
2004年02月26日(木)
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