notebook
暴風雨ー。 しかしこういうときに限ってずらせない外出用事。 傘なんてまるで意味ない吹きっ晒しの田舎道を、 ずぶ濡れになって通ってきました。なんか中学時代思い出した。 (まわり一面田んぼの1本道が通学路だった)
大学入学からこっちに住み続けて○年間、 ここ数年はとくに、実家に帰ることはあっても いつも友達に会ったりするだけで慌ただしく過ごしてしまって 子供のころ馴染んだ懐かしい場所に足を運ぶことを忘れていたなあ、と思います。
わたしはそれはもう地元大好き人間だったので 大学1年の最初の1ケ月くらいはやっぱり微妙にホームシックだったし、 夏休み(部活をやっていたので休みはお盆のみでしたが)に初めて帰省したときは 意味なく自転車で田んぼ道を走ったり、 立ち止まってむせかえるような草の匂いに酔ったり、 写真を撮ったりして(その頃凝っていた)、 やっぱりここが好きだという気持ちをひとり再確認して 感慨深くなっていたものです。
遠く離れたからこそ気付くことのできた気持ちでしたが、 そんな気持ちももう「思い出さなければ忘れている」ことが すこしさみしいと思う。 こんど帰省したら○○神社に行こう。夏の夕暮れに行こう。 仮面党ごっこはやっていないけど(笑)、 セミ取りもかくれんぼもしました。 社の裏側がどうなっていたかは、ぼんやりとしか思い出せない。 背の高い木と竹に囲まれた、ひんやりとした空気はなんとなく憶えている。 神社のとなりのとなりにあった友だちのお家は、もう誰も住んでいない。
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